ビットコインキャッシュ(BCH)とは?ビットコインとの違いと将来性、誕生の経緯とは?

 

仮想通貨の代名詞的な存在であるビットコイン、そのシェア率は仮想通貨全体の40%近くです。しかし、人気があるがゆえの不具合も生じ問題となりました。そして、そういった問題を解決すべく2018年の8月に生まれたコインが『ビットコインキャッシュ(BCH)』です。その特徴と将来性についてわかりやすく解説いたします。

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?

ビットコインキャッシュとは、ビットコインからハードフォークして生まれた新しいコインです。ビットコインよりも優れた機能を有しており、『ビットコインを凌ぐビットコイン』として注目されています。

オリジナルのビットコインとは、オリジナルとレプリカのような関係性であるビットコインキャッシュ。まずは、このようなコインが生まれる要因となる『ハードフォーク』についての説明と、その誕生の理由についてご説明します。

ハードフォークとは?

ビットコインキャッシュに限らず、あらゆる仮想通貨の根幹とも言える技術がブロックチェーンです。それは、売買などの記録を固定し(ブロック)、そのブロック一つ一つを繋いで(チェーン)更新していくものです。

そして一定のチェーン以降のブロックを意図的に変更、バージョンアップさせると全く新しいコインが生まれるという仮想通貨特有の現象をハードフォークと言います。(分裂する、分岐すると表現されることもあります)

そしてビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインのハードフォークコイン第1号として生まれました。そしてそれ以降もビットコインはハードフォークを繰り返し、2018年の1月時点で合計6個のコインが生まれました。

ビットコインキャッシュ(BCH)誕生の理由

前述の通り、ビットコインで売買などの取引を行うとその記録はブロックに収納されます。そしてそのブロックのサイズは1MBとなっていて、その容量を越えると次のブロックが生成されると言う仕組みとなっています。

ビットコインでの取引はブロックに情報が記録されて初めて成立となるのですが、近年のビットコインバブルの反動のせいか取引量が激増し、10分ごとに1個生成というシステムのビットコインのブロックでは間に合わなくなり、取引の渋滞のような状態となりました。

このような状態になってから、ビットコインは決済に時間がかかるようになってしまいました。そして、その問題を解決するために生まれたのがビットコインキャッシュなのです。

ビットコインキャッシュ(BCH)とビットコイン(BTC)の違い【3つの特徴】

ビットコインの鈍足化は『スケーラビリティ問題』と言われ、深刻な問題となりました。そしてそれらの問題を解決すべく生まれたビットコインキャッシュにはオリジナルにはない3つの特徴があります。

ブロックサイズの拡大による高速化

前述の通りビットコインのスケーラビリティ問題の根幹はブロックサイズの小ささにありました。ビットコインキャッシュではシンプルにブロックサイズを大きくすることによって問題を解決しました。

道路が渋滞しがちなら、道を広くして多くの自動車が通れるようにしようという理屈です。ビットコインそのものは元々走るスピードの早い車なので、これだけで十分と言えます。

送金手数料の安さ

スケーラビリティ問題の弊害はスピードだけでなく、時間がかかるが故の送金手数料の高さも問題となりました。ビットコインキャッシュではスピードの問題を解決し、渋滞を解消することによって手数料を引き下げることにも成功しました。

  • ビットコイン 約5.2ドル
  • ビットコインキャッシュ 約0.3ドル

2018年2月時点では1トランザクション(取引の1連の流れを1セットとした単位)あたりの送金手数料は上記のようなものです。ビットコインキャッシュはビットコインのおよそ7%程度の価格となっています。送金手数料の価格は随時変更されますので、下記のリンクのtransaction feesという項目を参考にしてください。

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リプレイアタックに対応

リプレイアタックとは、コンピューターのハッキングと似た犯罪です。ハードフォーク前後の仮想通貨は取引の際、オリジナルのAを送金すると、分裂したBも一緒に送金されてしまうという不具合が起こります。

そしてそこを狙った悪意のある第3者が侵入し、取引している当人から資金を掠め取るという手法をリプレイアタックと呼びます。ビットコインキャッシュはコンセンサス・アルゴリズムという理論が実装され、リプレイアタックに対応しています。

ビットコインキャッシュ(BCH)にありがちな誤解

ビットコインキャシュだけでなく、ビットコインは他にも『ビットコインゴールド』『ビットコインダイアモンド』『ビットコインゴッド』など合計6種類のハードフォークコインを生み出しています。

このようなハードフォークコインは誕生して間もないせいか、誤解を生んでいるところもあります。そこで、ハードフォークコインについてありがちな誤解について解説いたします。

ビットコインの代わりになる?

ビットコインとそのハードフォークコインの間には互換性はなく、『全くの別物』であると言えます。例えばビットコインで支払いができる店舗はもう既に存在しますが、そういう店舗でハードフォークコインでの支払いはできず、ビットコインの代替品にはなり得ないと言えます。

ビットコインと同じく高額になる?

全くの別物であるため、基本的にハードフォークされたコインは、未知数なアルトコインである草コインと同等です。ビットコインというネームバリューがあるため高額になる可能性もありますが、逆にほとんど価値が無くなってしまうリスクも低くありません。

ビットコインのハードフォークコインはどれもオリジナルより高機能でありますが、それだけで将来性があるとは言えません。将来性とは『現状においてどれだけ期待されているか』ということなので、ハードフォークコインでも価格の推移を見て実態を把握することが重要と言えます

ビットコインキャッシュ(BCH)を買うべき2つの理由

数あるハードフォークコインの中でビットコインキャッシュは投資対象として有力であると言えます。ここからはその根拠となる2つの理由をご紹介します。

開発者の支持がある

ビットコインはサトシ・ナカモトと呼ばれる謎の人物がその理論を発明したのが始まりです。そしてその理論を元にビットコインを実際に生み出し、現在においても開発を担っているのは『Bitcoin core』という集団です。

そして前述のスケーラビリティ問題に対し、Shaolin Fry氏により提案された『Segwit』というビットコインキャッシュの元となる理論を、Bitcoin coreは支持しました。

実はビットコインのソースコードは公開されており、誰でも自由に閲覧しその理論を利用した開発が可能です。極端に言えば誰でもビットコイン◯◯◯を開発し売り出すことができます。

そのため、ハードフォークコインに懐疑的な意見をもつユーザーもいます。そういった背景があることを鑑みるとオリジナルの開発チームのお墨付きがあるというのはとても大きな意味があります。

他のハードフォークコインより高額

 

ビットコインキャッシュ 約128,000円
ビットコインゴールド 約12,000円
イーサリアム 約90,000円
リップル 約98,000円

上記の表は、2018年2月末時点での仮想通貨価格の一覧です。ビットコインキャッシュと同じハードフォークコインであるビットコインゴールドとの開きはおよそ10倍以上です。

さらに注目すべきは、アルトコインのトップであるイーサリアムとリップルの価格をも上回っているという点です。仮想通貨の価格は将来への期待値でもありますので、ビットコインキャッシュは既にトップクラスの将来性を持っていると言えるでしょう。

ビットコインキャッシュ(BCH)暴騰の背景

ビットコインキャッシュはハードフォーク直後は80,000円程度で取引され、間も無く20,000円まで暴落しました。これはいわゆる投機的、つまりは短期的な利益を狙ったユーザーの利益確定による投げ売りが殺到したからと言われています。

つまり、ビットコインキャッシュは投資対象としてはさほど注目されていなかったのです。それが変わったのが2018年の11月頃、ビットコインキャッシュは270,000円に到達しうるほどの暴騰を見せます。

なぜ暴騰したのか?

諸説ありますが、この暴騰の理由はオリジナルのビットコインを持っているユーザーの資金流用、『ビットコインを売ってビットコインキャッシュを買う』動きが集中したためと言われています。

現に、ビットコインキャッシュの暴騰の裏ではビットコインの暴落が起きています。さらに、アメリカの大手取引所であるCoinbaseとGDAXがビットコインキャッシュの取引を決定したことをきっかけに価格は500.000円近くに上昇しました。

現在は落ち着いていますが、ビットコインキャッシュがビットコインに代わる可能性を示したと言えるでしょう。そして、ビットコインキャッシュ専用のデビットカードやビットコインキャッシュを基軸通貨とした取引所が設立されたりと、その将来性への期待は健在です。

ビットコインキャッシュ(BCH)を取り扱っている取引所

ビットコインキャッシュを手に入れるには、他の仮想通貨と同様で取引所で購入します。そこで、ビットコインキャッシュを取り扱っている取引所の一覧をご提示します。

国内取引所

  • zaif(ザイフ)
  • bitFliyer(ビットフライヤー)
  • GMOコイン(ジーエムオーコイン)
  • bitbank(ビットバンク)
  • BITPoint(ビットポイント)
  • BTCBOX(ビーティーシーボックス)

海外取引所

  • Binance(バイナンス)
  • hitbtc(ヒットビーティーシー)
  • bittrex(ビットトレックス)
  • poloniex(ポロ二エックス)

まとめ

ビットコインは元祖仮想通貨とも言えるコインです。その歴史は2009年から始まり他の仮想通貨よりも長く、その為、最初の章で述べたようなスケーラビリティの問題など機能的な面での弱点がありました。全ての仮想通貨の基軸ともいうべき存在であると同時に、技術的に遅れた仮想通貨がビットコインです。

そしてその問題を解決すべく生まれたのが『ビットコインキャッシュ』です。機能面だけでなく、その将来性もビットコインを超える可能性を示しました。

まだ新しい技術な為、懐疑的な意見もありどう転ぶかも予測がつかないのが現状ですが、ビットコインキャッシュが投資対象として有力であることは市場が証明しています。