ビットコインの2018年はどうなる?高騰か暴落か大胆予想!

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ビットコインの2018年はどうなる?高騰か暴落か大胆予想!

あなたはいま、このままビットコイン投資を続けるべきか悩んではいませんか?

2018年に入ってから、ビットコインをはじめする仮想通貨の価格が全体的に下落を続けており、一時期は200万円を超えたビットコインの価格は、底を打った感はあるものの、ピーク時の半分以下の価格にまで落ち込んでしまいました(2018年4月19日現在)。

そして、仮想通貨業界全体に目を向けると、1月には約580億円分の仮想通貨ネムが流出するというショッキングな事件が発生し、中国やインドなどいくつかの国は仮想通貨への規制を強化しています。

高騰に湧いた2017年とは対照的に、2018年の最初の3ヶ月は仮想通貨にとって少々暗いスタートになってしまった感は否めません。

このような状況だからこそ気になるのが、ビットコイン価格の行く末ですが、残念ながらプロの投資家であってもビットコイン価格の予想は難しいというのが現実です。

とはいえ、将来の価格について正解を出すことは出来ないものの、どのような要因がビットコイン価格に影響を与えているのかを知ることが出来れば、少なくとも暴落するかどうかの予想を自分で立てられるかもしれません。

そこで本記事では、ビットコイン価格に影響を与える要因を整理しながら、2018年のビットコイン価格を大胆に予想していきます。

この記事のポイント

ビットコイン価格を予想!
ビットコイン価格に影響を与える要因を整理する
2018年に予定されているビットコイン関連のアップデートは?

ビットコイン価格はまだまだ上昇する!

いきなり結論から書くと、2018年のビットコイン価格は引き続き上昇していき、350万〜600万円/BTCあたりの値が付くのではないかと考えられます。

少なくとも一部のメディアや専門家が言っているように、5万円や10万円になるとは考えられません。

このような意見はビットコインの技術的な側面を明らかに軽視しているからです。

 

2018年のビットコイン価格について、長年ビットコインに関わっている専門家の意見をいくつかみてみましょう。

専門家はビットコイン価格をどう予想する?

ビットコインは2017年初頭は約10万円でしたが、年末には約126万円へと高騰しています。

この価格高騰を予測していた人はほとんどいないでしょう。

しかし、かなり早い時期からビットコインの可能性を確信し、専門家として投資や関連するビジネスを行っていた人たちもおり、彼らの先見性には頭が下がります。

参考までに、彼らのビットコイン価格の予想を見ていきましょう。

 

まず一般社団法人日本ブロックチェーン協会のアドバイザービットコイン&ブロックチェーン研究所代表の大石哲之氏は、2018年のビットコイン価格をこのように予想しています。

「2017年ですが、引き続きETF(※)や、法人投資家の取り込みがどこまで可能かというのが最大の論点でしょう。それに成功すれば、今年の再現といわずとも、すくなくとも現在の価格は正当化されそうです。肝心の今年の予想ですが、やや保守的に、35,000ドルと予想します。」

※ETFとは上場投資信託のこと。証券取引所で売買され、金融商品の価格に大きな影響を与える。

ビットコイン研究所ブログ「2018年のビットコイン価格・仮想通貨業界の予測」より

 

また、仮想通貨投資家のヨーロピアン氏はハーバード・ビジネス・オンラインのインタビューで以下のように述べています。

「ビットコインの値動きは昨年に比べて緩やかになっていくでしょう。昨年のように20倍の上昇は望めず、3~5倍程度上がれば御の字では」

ハーバード・ビジネス・オンライン「2018年仮想通貨の目標価格を大予測!『ビットコインは300万円超え』」より

仮に3〜5倍の上昇であっても、約350〜600万円/BTCとなります。

 

海外でもビットコイン価格については大きな話題となっており、多くの著名人が予想を発表しています。

例えば、セキュリティソフトなどで有名なアメリカのソフトウェア企業「マカフィー」創業者であるJohn McAfee氏はTwitterにて、2020年末までにビットコイン価格が100万ドル(1億1000万円)に到達しているだろうとツイートしています

 

これはかなり強気な予想かもしれませんが、以上の3名の有識者の見解として共通している点は、ビットコイン価格はまだまだ上昇していくということです。

そのため、価格の予想は難しいものの、2018年のビットコイン価格の予想を350万〜600万円/BTCとしました。

 

ただ、専門家が上昇を予想しているからと言って、ビットコイン価格が上がるとは限りませんし、他人の意見ばかりに振り回されては冷静な投資が出来ません。

そこで、何がビットコイン価格に影響するのかを理解することで、彼らの意見が希望的観測なのか考えてみることにしましょう。

ビットコイン価格変動の裏には事件あり

ビットコインの価格に影響を与える要因はいくつかありますが、基本的にはビットコインや仮想通貨業界全体の大きな出来事が関係している事がほとんどです。

ここではビットコイン価格に影響を与える可能性のある要因について、良い事件と悪い事件に分けて整理してみます。

【良い事件】新技術の実装

ビットコインは、その利便性の向上や課題解決のために、ビットコインの開発者コミュニティによって日々議論と開発が行われています。

そして、開発者コミュニティで定期的に大きな会議を行い、コミュニティ内で一定の合意が得られたものに関しては、今後のビットコイン開発の方向性として声明が出されます

この声明文が市場に歓迎されると価格が上昇する傾向にあります。

【良い事件】決済手段として認められる

ビットコインは新興通貨であるため、決済手段として使える場所は限定的ですが、ビットコイン決済に対応する企業やサービスも増えてきており、世界的にもビットコインの利用が認められつつあります。

そして、影響力のある企業などがビットコインを決済手段として認めるというニュースは価格に良い影響をもたらすことがあります。

今後注目すべきニュースとしては、2018年4月17日にビットコインをはじめとする仮想通貨が「イスラム教義に反しない」という研究報告書が公表され、世界に17億人いるイスラム教徒が仮想通貨市場に参入できる可能性が示されました。

イスラム教圏におけるビットコインの取り扱いがどのようになるかは、価格を予想する上での良い判断材料になると考えられるので、要チェックです。

【良い事件】ハードフォークが計画される

ハードフォークとは開発者コミュニティ内での議論に決着が着かず、ブロックチェーンを分岐させて、別々の通貨として開発が進められていくことを指します。

過去、最も注目されたのが、ビットコインとビットコインキャッシュのハードフォークです。

この時、注目すべき点は、当時ビットコインを保有していた人はフォーク後に同額のビットコインキャッシュも得ることが出来ました(まるで錬金術ですね)。

このような出来事があったので、ハードフォークが予定されるとフォーク後のコインを得ようと買い増し圧力が働き、短期的に価格が上昇する傾向があります。

【悪い事件】国や公的機関による仮想通貨の規制

仮想通貨はしばしば国家と対立することがあり、国からの強い規制を受けることがあります。

例えば、中国では仮想通貨による資金調達の禁止や仮想通貨関連サイトへのアクセス遮断などが行われ、インドでは中央銀行が仮想通貨取引を行う個人や法人へのサービス提供停止を求めるなど、仮想通貨に対する牽制や規制が厳しくなっています。

影響力ある人物の発言も価格に影響を与える

著名人の発言が価格変動に影響を与える好例が、アメリカの大手銀行JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOの発言です。

ダイモン氏は2017年9月12日に「Bitcoin is a fraud.(ビットコインは詐欺だ)」と発言し、メディアに大きく取り上げられましたが、これを受けて、ビットコイン価格は一時的に10%下落しました

参考

ビットコイン下げとまらず ダイモン氏の「詐欺」発言でITmedia ビジネスオンライン

 

なお、ダイモン氏はその後、上記の発言を後悔すると述べています。

ビットコインが抱える課題

ビットコインは誕生してから10年も経っていない新興通貨です。

ブロックチェーン技術を含め、ビットコインは革新的と言われているシステムではありますが、ビットコインに対する根強い課題や批判もあります。

そして、これらの課題はビットコイン価格が下落していくと主張している人たちによって指摘され続けています

ここではビットコインが抱える重要な課題を紹介しておきましょう。

 

ブロックチェーンについてはこちら

ビットコインのブロックチェーンとは?どこよりも分かりやすく解説します

 

ビットコインは普及しない?「スケーラビリティ問題」

ビットコインが抱える課題としてよく批判されるのが「決済速度が遅く、決済手段として使えない」「手数料が高すぎる」という点です。

これは「スケーラビリティ問題」と言われ、ビットコインの普及を阻害する深刻な課題だと指摘されています。

ビットコインは、ブロックチェーン技術によって成立しているため、ネットワークが取引の最終的な承認を行うまでには一定の時間が必要ですし、取引の承認待ちが増えるほど手数料が高騰します。

手数料とは、ビットコインのマイナー(採掘者)に支払うためのもので、高い手数料を取引に付与すればするほど、マイナーが取引を処理するインセンティブになるため、承認待ちの取引が増加は手数料の高騰に繋がっていきます。

 

マイナーについては知りたい方はこちら

ビットコインを採掘(マイニング)は初心者でもできる?仕組みとやり方を解説!

 

ただし、スケーラビリティ問題は解決に向かっており、この問題がビットコイン価格を下げるという批判は的外れと言えます。

そもそもビットコインをはじめとする仮想通貨は「はじまっていない」

ビットコインは、開発者コミュニティを中心とした世界中の優秀なエンジニアたちによって利便性の向上や課題解決が行われています。

現時点でも課題解決のための技術が複数提案され、導入に向けて開発が進められています。

このようにビットコインはまだまだ発展途上であるがゆえに、進化の余地があります。

だからこそ、ビットコインはある意味ではまだ始まっていないのです。

ここでは「スケーラビリティ問題」を解決するために開発が進められ、1〜2年以内に実用化するとされている技術について見ていきましょう。

マイクロペイメントチャネル

ブロックチェーン技術を利用する場合、送金の度に手数料を支払う必要があります。

これではたとえ手数料が安かったとしても、頻繁に取引をする際に多くのコストがかかってしまいます。

そこで考えられた仕組みが「マイクロペイメントチャネル」です。

これは特定の送金元から複数の送金先への一連の送金のうち、最初と最後だけをブロックチェーン上に記録することによって、その間の送金にかかる手数料を節約することを可能にします。

例えば、送金が100回あった場合、1回目と100回目の送金のみをブロックチェーン上に記録するので、2〜99回目の送金分の手数料を節約することが可能になります。

これらはブロックチェーン外で行うので、オフチェーンの取引と表現されることがあります。

ライトニングネットワーク

「ライトニングネットワーク」とは、マイクロペイメントチャネルをより実際の使用に最適化したもので、オフチェーン取引を双方向で行い、決済を高速化させる技術のことです。

ビットコイン決済は、秒間最大取引数をクレジットカード決済のそれと比較して圧倒的に劣っていると言われますが、ライトニングネットワークが本格普及すれば、その構図は逆転します。

ライトニングネットワークは、既に本番環境で使えるベータ版がリリースされており、2018年中に実用化されると言われています。

普及が進めば小額決済が圧倒的に行いやすくなるため、小規模事業者やEコマースなどで活用されていくと考えられます。

 

シュノア署名とMAST

ビットコインの取引データを小さくするための技術的な工夫がいくつか提案されており、2018年に実現する可能性があるものが「シュノア署名」「MAST」です。

 

シュノア署名

取引データの削減をする方法として、シュノア署名という方法が提案されています。

これは「複数の秘密鍵を集約し、対応するひとつの公開鍵を作成する仕組み」で、取引を行う際に必要な電子署名を集約するための技術だと言えますが、「取引データを小さくして決済を効率化できるもの」くらいの認識で問題ありません。

 

MAST

ビットコイン取引は「AさんがBさんに0.5BTC送金する」という単純な取引だけではなく、次のような状況に応じた送金(条件分岐のある送金)も可能です。

「BさんがAさんから0.5BTCを10月中に受け取れなかった場合、CさんとDさんが代わりに0.25BTCずつ受け取れる」

条件分岐のある送金は取引を行う上では便利ですが取引データのサイズが肥大化するのが弱点です。

そこで提案されたのがMASTです。

これは、Marklised Abstract Syntax Treeの略で、複雑な条件分岐がある取引のデータサイズを小さくすることを可能にします。

MASTが導入されると、複雑な条件分岐を含む取引を行えるようになるので、ビットコイン可能性がさらに拡大するでしょう。

2018年のビットコインの動向

前年に引き続き、2018年もビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために、決済の高速化を念頭に置いた技術開発が進んでいくと考えられます。

そのアプローチは様々で、「ライトニングネットワーク」のようにオフチェーン上の取引を活用するものや「シュノア署名」のように取引データサイズを小さくして効率化を図るものなどがあり、これらは同時並行で進んでいます。

2018年は上記の技術開発と実装に加えて、「スケーリングビットコイン」というスケーラビリティ問題の解決を目的とした国際会議が秋に東京で行われる予定です。

この会議はビットコインにとって重要な場であり、ここでの議論によってビットコイン開発のロードマップ(予定と実装時期)が明確になるので、価格の上昇が見込めるでしょう。

まとめ

本記事では、2018年のビットコイン価格について、影響を与える要因を整理しながら予想してきました。

記事中でも言及したように、ビットコインはまだまだ開発途上の仮想通貨であり、改良が進められています。

2018年はライトニングネットワークなどの実装によってビットコイン決済の効率化が徐々に明らかになり、2019年以降に様々な決済サービスやウォレットにも普及していくでしょう。

本格的な普及はこれからです。

 

今回紹介した記事の他にも、第三者を信頼せずにビットコインとその他の仮想通貨を交換できるアトミックスワップなど、今後のビットコインを発展させる技術が提案・開発されています。

ビットコインは改良余地を多く残しており、その真価を発揮するのは数年後であると考えられるため、まだまだ価格は上昇していくと考えられます。

2018年末の価格を正確に予想することは出来ませんが、ビットコイン価格に影響を与えそうな要因を考慮すると、少なくとも2017年の最高値の231万円は超えてくるでしょう。

今後もますます、ビットコインの技術的な発展と普及、価格の行方から目が離せなくなりそうです。