【2018年】ビットコインキャッシュのハードフォークを徹底解説

2017年の終わり頃から幾度となくつづいていたビットコインの分裂ラッシュ。

2018年に入っても傾向は変わりそうもありません。

2018年1月13日にはビットコインキャッシュがハードフォークをし,新しい仮想通貨が誕生しました。

ビットコインではなく、ビット「ビットコインキャッシュ」からのハードフォークです。

ハードフォークとは

ハードフォークは、ブロックチェーンのプロトコルに規定された検証規則を緩和することによって発生するブロックチェーンの分岐のことです。

引用元URL:https://bitflyer.com/ja/glossary/hard_fork

ビットコインがハードフォークした時もそうでした。

仮想通貨がハードフォークするにはそれなりの理由があります。なぜ、ビットコインキャッシュがハードフォークしたのでしょうか。

ここでは、ビットコインキャッシュのハードフォークをした理由やその後について

  • なぜハードフォークをする必要があったのか
  • ハードフォークした理由・目的は
  • ハードフォークしたその後は?

など、疑問点を徹底解説をいたします。

この記事のポイント

ビットコインキャシュがハードフォークする必要性
新しい仮想通貨の基本情報
ハードフォークした理由・目的
ビットコインキャシュからハードフォークしたその後

ビットコインキャシュがハードフォークする必要性 

ビットコインキャシュがビットコインからハードフォークしたのは2017年8月のことでした。

それから半年も経たず、そのビットコインキャシュアから、さらにハードフォークし新しい仮想通貨が誕生しました。

ビットコインキャシュアをハードフォークする背景。

そこには、今度実用化が見込まれている量子コンピュータの存在があります。それは、量子コンピュータが仮想通貨が存在できない程の影響を与えるのではないかと言う脅威です。

仮想通貨と量子コンピュータとの関連

ビットコインキャッシュをハードフォークしてまで新しい仮想通貨を誕生せざるを得ない背景には量子コンピュータの脅威の存在があると前にのべました。

仮想通貨に脅威を与えるとされる量子コンピュータ。そこにはなんとも深い関係があったのです。

仮想通貨はビットコインから始まりました。

その後に誕生した数々のアルトコインはビットコインの技術・仕組みを真似をして作られていると言っても過言ではありません。

(補足):アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。

ビットコインやその他の仮想通貨は、ご存知のように取引を記録する台帳をブロック化しそれを繋げたブロックチェーンという技術が使われています。

ブロックチェーンは、その取引データを暗号化し、分散管理をしています。取引データを暗号化することで、そのセキュリティーが守られています。

取引データを暗号化するには、公開鍵と秘密の鍵二つの鍵が使われています。現在の技術ではこの秘密の鍵の解読が難しいく、ほぼ不可能とされてきました。

量子コンピュータは暗号の解読能力に優れています。量子コンピュータが実用化されると、ブロックチェーンの取引データを暗号化している秘密の鍵が、容易に解読できてしまうのではないかと言われています。

ブロックチェーンの暗号化された取引データ生成の秘密鍵が容易に解読されるようになれば、暗号化されたデ-タが晒されてしまい仮想通貨や、仮想通貨を利用したサービスそのものの存在が危ういものになってしまいます。

今後実用化される予定の量子コンピュータになんとか対応させておきたい。そのためにビットコインキャッシュをハードフォークし新しい仮想通貨を誕生させたのです。

量子コンピュータとは

量子コンピューターは、基本単位1bitの中で「00」「01」「10」「11」の4つの記号を同時に計算することができます。
その計算スピードは一般的なコンピューターに比べて格段に早く、そのスピードは従来のコンピューターの1億倍とも言われ、暗号解読などの分野での活躍が期待されています。

引用元URL:https://cryptocurrency.theater/2854/

ビットコインキャッシュについておさらい

ビットコインキャッシュ

ハードフォークの理由・目的、それと新しい仮想通貨の話に入る前に、ちょっとだけビットコインキャシュについておさらいしておきます。

ビットコインからハードフォークしたのがビットコインキャッシュです。

ハードフォークした一番の理由は、ブロックサイズの拡大にありました。

ビットコインのブロックサイズは1Mbitと小さ作られていました。そのため、データ処理に時間がかかる、遅延が発生するといった問題がでてきたのです。

ビットコインが抱える、データ処理に遅延が起きるという問題を解決するため、ビットコインのブロックサイズを8倍とする8Mbitに拡大させるためにハードフォークさせたものが、ビットコインキャシュです。

これによって、ビットコインの抱える問題は解決しました。

ただ、この時点では、将来実用化が見込まれる量子コンピュータの持つ暗号解析能力が、仮想通貨の存続を脅かすのではないか、

つまり、量子コンピュータが、仮想通貨の脅威になる可能性があることへの対策はとられておりませんでした。

新しい仮想通貨の基本情報 

名称:Bitcoin Candy

通貨記号:CDY

発行枚数:210億CDY

ブロックサイズ:8Mbit

取引所:現在のところCoinExのみとなっております。

ハードフォークした理由と3つの目的 

ビットコインキャッシュからハードフォークしたのにはつの目的ががあります。

その1:量子コンピュータへの対応

量子コンピュータは現在まだ開発段階ですが、この先5年から10年後には実用化は見込まれています。

量子コンピュータに期待されるのは、その暗号解読能力です。

この量子コンピュータが持つであろう暗号解読能力は、その一方で仮想通貨の基幹をなすブロックチェーンの最大の脅威となるのではないかとの危機感を持たれています。

ブロックチェーンは、その取引データを暗号化するため二つの鍵を使っています。

その中でも重要なのが秘密鍵です。

現在のコンピュータであればその解読がほぼ不可能とされています。

ですが、今後実用化される量子コンピュータが持つであろう暗号解読能力を持ってすれば、ブロックチェーンの取引データを暗号化するための重要な秘密鍵は、容易に解読出来てしまう可能性があります。

ブロックチェーンのデータを暗号化する秘密の鍵が解読されると言うことは、データが盗まれたり、改竄される恐れがあり、仮想通貨の存在を失うことにもなりかねません。

ビットコインキャッシュからハードフォオークした仮想通貨は、量子コンピュータからの攻撃を防ぐ仕組みを持つと予定されています。

ただ、現段階ではその仕組みの詳しいことはわかっていません。

その2:ブロック生成時間の短縮

ハードフォークの元となるビットコインキャッシュ。ビットコインキャッシュがビットコインからハードフォークしたのは、そのブロックサイズを8倍に拡大するためでした。

これにより、ビットコインが持っていたデータ処理に時間が掛かる・遅いといった問題は解決をしました。

それでも、ビットコインが持っていたブロックを生成するのに時間が掛かる問題は解決していません。

ビットコインやビットコインキャッシュのブロックを生成に要する時間は約10分程かかっています。

ビットコインキャッシュからハードフォークした仮想通貨は、ブロックを生成に要する時間を約2分程と短くすることで、データ処理に掛かる時間をさらに早くしています。

その3:GPUマイニング

ビットコインキャッシュからハードフォークした仮想通貨は、これまでのビットコインやビットコインキャシュのデータ処理方式を変更しました。

従来の処理方式から、画像や動画の処理に向いた方式にかえたのです。

ビットコインキャッシュからハードフォークした仮想通貨はデータの処理方式を変えるため独自のプログラムを開発しております。

これにより様々な仮想通貨の処理に対応出来るようになりました。

ビットコインキャッシュからハードフォークしたその後

ビットコインキャッシュからハードフォークした仮想通貨は次のような予定を発表しています。

2018年7月に、耐量子コンピュータ問題解決の手順を搭載させる。

まとめ

暗号解析に威力を発揮するであろうと期待され、5~10年後には実用化される予定の量子コンピュータ。

量子コンピュータの暗号解析能力は仮想通貨にとってその存在や、仮想通貨を利用したサービスの脅威となります。

今後実用化が予定されている量子コンピュータに対応するため、ビットコインキャシュからハードフォークの経緯や理由・目的のこと、いろいろと解説してきました。

ビットコインからハードフォークさせた理由は、仮想通貨や、そのサービスの存続のためです。

ここで、ハードフォークさせた理由を再確認をしておきます。

ポイント

ビットコインキャッシュからハードフォークした目的

ハードフォークした理由・3つの目的

ビットコインキャッシュからハードフォークしたその後

ビットコインキャッシュからハードフォークした目的

2018年1月13日にビットコインキャッシュからハードフォークして仮想通貨を誕生させました。

その主たる目的は耐量子コンピュータのためです。

ハードフォークした理由・目的

  • ブロックサイズは8MBit。
  • 量子コンピュータに対応
  • ブロック生成時間を2分に短縮
  • データ処理方式の変更

これにより、仮想通貨へ将来に起こるであろう暗号が容易に解読され情報が晒される脅威の排除と、仮想通貨の使い勝っての向上を図っています。

ビットコインキャッシュからハードフォークしたその後

どんな暗号でも解読する能力を持つ量子コンピュータ。

量子コンピュータから攻撃されかねない脅威に対応するためハードフォークしました。

ですが量子コンピュータからの攻撃から守る技術を実装するのは、しばらく先になります。

量子コンピュータに対応するという期待を背負い、ビットコインキャシュからハードフォークした仮想通貨。その仮想通貨が生き残れるかどうかは、その技術が本当に実装できるかどうかに掛かっています。

最後に

ビットコインキャシュからハードフォークし誕生してまもない新しい仮想通貨。

現在、仮想通貨の中心にいる、ビットコインにとって変わる存在になるかもしれないと期待が持てます。

その動き注視したいものです。