ビットコインのスプレッドとは?取引所・販売所を徹底比較

ビットコインの運用や取引を行う中で、「スプレッド」という言葉をよく耳にしませんか?

実はこのスプレッドについて、仕組みや意味を知らないと大きく損してしまうこともあるので注意が必要です。

  • スプレッドの意味
  • 取引所・販売所ごとのスプレッドの違い

今回は「ビットコインのスプレッドについて」、上記のテーマをメインに解説し

より賢く利益をあげるための参考情報をお届けしたいと思います。

「ビットコインを効率よく運用したい!」と考える人は必見の内容ですのでお見逃しなく!

ビットコインのスプレッドとは?意味や影響について

仮想通貨はただでさえ、専門的な用語が多く、ひとつひとつの言葉を調べて理解するのは

面倒に感じるかもしれません。

ただ、「用語一つを理解しているか・いないか」で、利益や結果が大きく左右されることがあるのも事実です。

中でも「スプレッド」に関してはビットコイン運用を行う上で切っても切れない非常に重要なワードだと言えるでしょう。

まずは意味を理解し、スプレッドが与える影響について確認してみてください。

スプレッドの意味は?

スプレッドは本来英語ですが、まずは「Spread」について辞書を参照してみました。

Spread」=広げる、開く、幅などを指す言葉

はい、ビットコインのスプレッドについても基本的な意味合いはこれと同じです。

  • ビットコインのスプレッドビットコインの販売価格と売却価格の幅(差)

分かりやすいように、具体例を元に説明しましょう。

以下の画像をご覧ください。

出典:bitFlyer https://bitflyer.com/ja-jp/

こちらはビットフライヤー(bitFlyer)内に設けられている、ビットコイン販売所の画面です。

右上、「赤枠の購入価格」「緑枠の売却価格」それぞれを見てみましょう。

この画像の状態ですと、購入・売却時にはそれぞれ以下のような意味合いになります。

・1BTCを購入したいなら、661,287円で買えます
・1BTCを売却したいなら、645,362円で売れます。

両者を比較してみると、同じ1BTCの売買なのに購入と売却で価格が違うのが分かりますね。

今回のケースですと、売却のほうが購入より「15,925円安い」状態になります。

つまりこの「15,925円の差が販売価格と売却価格の幅(差)」であり、スプレッドになるわけです。

多くの取引所では、今回ご紹介したのと同じように、同じ量のビットコインを売買しても

販売価格と売却価格が同一でないケースが多いことをまずは覚えておくと良いでしょう。

スプレッドはどう影響するのか?

販売価格と売却価格の幅(差)=ビットコインのスプレッドであるというのは

まず理解できましたでしょうか?

ではこのスプレッドがどういったところに、どう影響するのか?ですが・・・

単純に取引をイメージしてみると分かりやすいかと思います。

再び以下を例にして考えてみましょう。

出典:bitFlyer https://bitflyer.com/ja-jp/

あなたはこのタイミングで、まず1BTCを購入しました。

購入には661,287円が必要ですので、利益を出すには購入金額以上に売却価格が値上がりしなければなりません

ところが購入時には同じ1BTCの売却価格が645,362円になっていますね。

これだと仮に相場が全く動かなかったと考え、購入後にすぐ売却したとしても・・・

661,287円で購入⇒645,362円円で売却15,925円の損失!

単純に自分が損をしてしまうことになってしまいます。

つまり「スプレッドがあればあるほど損!利益を出す難易度がアップする!」と考えてください。

言い方を変えると、スプレッドが発生した状態でビットコインを購入すると、

購入した瞬間に損失が発生すると考えることが出来ます。

この損失を「含み損」と言い、スプレッドが存在する場合は含み損を考慮したうえで取引しなければ

たとえ若干の値上がりをしたところで、利益が出ないケースも少なくありません。

ビットコインのスプレッドはなぜ発生するのか?発生する条件は?

「スプレッド=損をしやすい」というイメージが付いてくると

自然な疑問として「なぜスプレッドが発生するのか?」と感じるものですよね。

スプレッドがなければそれだけ利益をあげやすくなるとも言えるわけですから、極めて当然の感覚です。

では何故スプレッドが発生するのか?

仕組みや理由を解説しながら、スプレッドが発生する条件についてご説明しましょう。

スプレッドは手数料のようなもの

ビットコインの取引をされる方の大多数は「仮想通貨取引所」を利用しています。

実体のない仮想通貨の場合、実店舗での売買が難しく、また個人間の直接取引では

信用性が十分でないため、取引・売買の場として仮想通貨取引所は無くてはならない場であると言えるでしょう。

ただ、冷静に考えてみてください。

取引所の運営には当然お金がかかりますし、運営側もボランティアで行っているわけではありません

従って、取引所はどこかで利益を出さなければいけないわけです。

そこで主な収益源となるのが「手数料」です。

入金手数料や出金手数料など、取引所では各手続ごとに手数料が設定されており

これが仮想通貨取引所の主な収益源となります。

そして今回ピックアップしているスプレッドも、この手数料と同じような扱いであると考えましょう。

分かりやすく「ビットコイン販売時」の例を出してみますね。

  • 【取引所A】は販売するためのビットコインを1BTC=100円の価格で、100BTC分仕入れ
  • 仕入れたビットコインに対して、1BTC当たり10円の手数料を設定し1BTC=110円の価格で販売

こうすることで仕入れ値にプラスされた10円を実質手数料として受け取り、取引所は収益を得ることが出来ます。

仕組み的にはスーパーやコンビニなどとほぼ同じですね。

卸値でそのまま売るのではなく、収益分の価格を上乗せして販売することで利益をあげる仕組みとなっています。

つまり販売価格は「相場より高く設定」し、売却(買取)価格は「相場より安く設定」するため

ビットコインの販売価格と売却価格の幅(差)が発生すると考えれば分かりやすいでしょう。

スプレッドは必ず発生するものではない

仮想通貨取引所ではビットコインなどの売買をする際、2パターンの方法を選択することが出来ます。

  1. 店頭取引(販売所での取引)
  2. 板取引(ユーザー間での取引)

「1」の店頭取引は文字通り、「ユーザーと取引所」が仮想通貨の売買を行う形式です。

もちろんこの場合は、一般的な小売店などと同じように販売・売却価格は取引所側が設定します。

いっぽう「2」の板取引は、「取引所内でユーザー同士」が仮想通貨の売買を行う形式です。

この方法ですと、取引所はあくまで「取引の場を提供」しているにすぎず、

販売・売却価格はユーザーがそれぞれ提示し、同意した場合に成立する仕組みになります。

A氏「1BTC=105円で売るよ」
B氏「1BTC=105円で買うよ」

このようにお互いが価格に同意した場合に取引が成立するわけですね。

そしてスプレッドに関してですが、「1」の店頭取引のみスプレッドは発生します。

理由はいたって単純で、「1」の店頭取引は販売・売却価格を取引所側が設定できるのに対し

「2」の板取引は販売・売却価格を取引所側が自由に設定できないからです。

ただし、板取引ではスプレッドの代わりとも言える「取引手数料」が発生し、

販売・売却価格に対して数%(パーセンテージは一律)の手数料が発生することも覚えておきましょう。

板取引の取引手数料について
店頭取引(販売所での取引)の際に発生するスプレッドに対し、板取引で発生する取引手数料。

 

どちらも実質的な手数料が発生するということで同様に損と感じるかもしれません。

 

ですが板取引での取引時に発生する取引手数料は発生しても0.1%など、非常に少ないことが多く、3%以上発生することもあるスプレッドと比較すると、お得差は比になりません。

 

単純に「板取引での取引手数料のほうがスプレッドよりはるかに安い」と覚えておくと良いでしょう。

ビットコインのスプレッドを取引所・販売所ごとに徹底比較!

言うまでもなく、スプレッドは小さければ小さいほどお得です。

しかもスプレッドは取引所が独自の基準で設定しているため、取引所・販売所ごとに

スプレッドの幅が異なる点もポイントです。

各取引のスプレッドや取引手数料を一括比較し、「どこがお得なのか?」をまとめました。

大手取引所のスプレッドと割合(%)

取引所名 売値 買値 スプレッド 売値に対する割合
bitFlyer(ビットフライヤー) 664,647円 648,663円 15,984円 2.4%
Zaif(ザイフ) 674,996円 643,692円 31,304円 4.6%
DMM Bitcoin 661,178円 637,178円 24,000円 3.6%
GMOコイン 667,327円 642,638円 24,689円 3.6%
BITPoint(ビットポイント) 販売所なし
bitbank(ビットバンク) 販売所なし

※全取引所、同じタイミングで販売所での売値と買値を記録。1BTC当たりの価格。

こちらで確認したタイミングですと、以上のように2.4%でbitFlyer(ビットフライヤー)が

一番スプレッドが小さいと判明しました。

ただし、スプレッドは一定ではなくタイミングにより変動しますので

販売所を利用してビットコインを売買する際は、都度スプレッドを確認するクセを付けておくと良いでしょう。

ちなみに表に記載したとおり、取引所の中には販売所を設置しておらず

板取引のみを提供しているところもあります。

また、ほとんどの取引所でビットコインの板取引は行えますので

基本的には板取引を利用して手数料を抑えつつ、ビットコインの売買を行うのがおすすめです。

例えば販売所だとスプレッドが大きめのZaif(ザイフ)ですが

板取引でビットコインを売買すると「本来支払うはずの手数料が逆にもらえる」仕組みとなっていますので

取引所ごとの特徴を踏まえて、複数の取引所を使い分けるのもアリですね。

販売所は使わない方が良い?
ほとんどの取引所では、ビットコインの板取引(ユーザー同士の取引)が可能です。

 

そのため、実質的な手数料であるスプレッドが発生する販売所をわざわざ利用するメリットは無いように感じるかもしれません。

 

実際、日常的なビットコインの売買に販売所を利用するメリットは特にないでしょう。

 

しかし相場が急変(暴落・高騰)した場合などは一分一秒が勝負を分けるケースもあります

 

そのような時に板取引だと、ユーザー同士が価格に合意して初めて取引が成立するので売り時・買い時を逃しかねません。

 

逆に販売所ですとスピーディに売買が可能ですので、少しでも早く売買した方が好ましい場合は販売所も大いに役立つ存在となります。

ビットコインのスプレッドに関するまとめ

ここまでビットコインのスプレッドに関して

基本的な知識や与える影響、また取引所ごとの比較などを行ってきましたがいかがだったでしょうか?

スプレッドは実質的な「損失」に直結するものですので、販売所を利用する際には

スプレッドがいくらなのか?他の取引所と比べて損か得か?

といった点を逐一確認することを心掛けましょう。

販売所・板取引の性質を理解したうえで使い分けながら、効率よくビットコインを運用したいものですね。