イーサリアム・クラシックとは?特徴やイーサリアムとの違いを徹底解説!

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イーサリアム・クラシックとは?特徴やイーサリアムとの違いを徹底解説!

今回の記事では、仮想通貨イーサリアム・クラシックの特徴やイーサリアムとの違いを徹底的に解説していく内容となっています。

イーサリアム・クラシックは何故誕生したのか?その気になる背景にも迫ります。

あわせて最新のチャートや今後の展望について触れていますので、現在のイーサリアム・クラシックの全貌が丸分かりになる記事となっています。

是非、参考にして下さい。

イーサリアム・クラシック(ETC)とは

出典:CoinPost

イーサリアム・クラシックはイーサリアムから分裂して誕生した仮想通貨です。

イーサリアムと言えば、ビットコインに次ぐ時価総額の多い仮想通過として有名ですが、イーサリアム・クラシックは基本的にイーサリアムの特徴的な機能「スマートコントラクト」などを引き継ぎ、更にセキュリティー面などが強化されています。

イーサリアム・クラシックを理解するには、前提知識としてイーサリアムを理解すればより理解度が深まります。

イーサリアム(ETH)の基本情報

イーサリアムは、厳密に説明しますと仮想通貨の名称ではなく、ブロックチェーン技術を応用したプロジェクトのことを指しています。

そのプロジェクトで使用される仮想通貨をイーサ(ETH)と呼んでいます。

イーサリアムのプロジェクトが発足したのが2013年のことで、あらゆるプラットフォームを非中央集権型へとシフトするべく構想されたのがきっかけです。

2014年のクラウドファンディングで約16億円もの巨額の資金を調達し2015年8月に正式リリースを迎えました。

現在、イーサリアムのプラットフォームは仮想通貨で資金調達する為に多くのトークンに利用されています。

イーサリアムの特徴的な機能「スマートコントラクト」

仮想通貨の王様であるビットコインの弱点を改善させた機能を兼ね揃え、その中でも特徴的な機能が「スマートコントラクト」という技術です。

スマートコントラクトとは、「契約の自動化」を意味する技術です。

執行条件と契約内容を予めプログラムしておき、条件が整った際に自動的に契約が実行される仕組みとなっています。

イメージしにくいかもしれませんが、「自動販売機」がスマートコントラクトと同じ機能を持っています。

決まった金額を投入」+「買いたい飲料の選択

この条件を満たせば「飲料の提供」が販売業者、仲介業者などの第三者を介せずに自動的に契約が実行されるのです。

では、スマートコントラクトが仮想通貨のブロックチェーン上で行うメリットは一体何なのでしょうか。

スマートコントラクトのメリット

第三者を仲介せずに「契約の自動化」ができることでコストの削減が可能です。

また、ブロックチェーンは取引内容が全ての取引者に公開されていて透明性が高い性質を持っていますが、

これに加えて「執行条件」と「契約内容」がプログラムされているスマートコントラクトの性質上「データ改ざん」が不可能となっています。

スマートコントラクトはセキュリティーに物凄く強いプログラム技術と言えます。

スマートコントラクトのメリット

・仲介にかかるコストの削減や手間が省ける

・データ改ざんが不可能

イーサリアム・クラシック(ETC)誕生の背景

仮想通貨として画期的な機能を持つイーサリアムですが、何故分裂してイーサリアム・クラシックを誕生させたのでしょうか。

その背景には「The DAO」事件と呼ばれるハッキング事件が関係してきます。

The DAO事件とは

2016年にドイツの「Slock.it」が始めたイーサリアムのプラットフォーム上のプロジェクトのことを「The DAO」と言います。

クラウドファンディングのプロジェクトとしては、過去最高である約150億円ものイーサリアムを集めましたが、

自身の脆弱性によりバグが発生し、約65億円のハッキングによる盗難が起こります。

これが「The DAO」事件です。

あくまでもThe DAO側に問題があってイーサリアムに問題があった訳ではありませんが、

大量のイーサリアムが盗難されたことによる衝撃は計り知れません。

この事件をきっかけにイーサリアムのコミュニティでは対処方法について考案が出されましたが、意見が2つに分かれたのです。

その対処方法が「ハードフォーク」と「ソフトフォーク」です。

ハードフォークとは

・ハードフォークとはブロックチェーンの分岐を意味し仮想通貨の分裂またはアップデートのことを言います。

ハードフォークが行われると旧仮想通貨と新仮想通貨の2つが存在することになり、全く異なる仮想通貨となります。

ソフトフォークとは

・ソフトフォークとは仮想通貨の分裂またはアップデートのことを言いますが、旧仮想通貨のルールを変更したりするものです。

一時的な分裂が目的な為、旧仮想通貨のブロックも有効となり互換性があります。

まずはじめに考案されたのがソフトフォークによるルール変更でした。

流出したアドレスを凍結させ流出したイーサリアムを使用できなくするという考案です。

しかし、流出したイーサリアムが使用されることもなくなると同時に、元々の所有者も使用できなくなるといったデメリットもあったのです。

最終的には投票によりハードフォークに賛同が集まりました。

ハッキング前のブロックチェーンに戻して「流出を無効化」させる考案です。

イーサリアムはあらゆるプラットフォームを非中央集権へとシフトするべく考案された仮想通貨なので、

一部のコミュニティーからは「中央集権的な介入ではないか」とハードフォークに対して反発も起きていましたが、

その結果生まれたのがイーサリアム・クラシックです。

イーサリアム・クラシック(ETC)の特徴

MEMO
・基本的な特徴はイーサリアムとそっくり

・安全性の強化を施している

・非中央集権をより重きに置いている

基本的な特徴はイーサリアムと同じ

イーサリアム・クラシックはイーサリアムの最大の特徴であるスマートコントラクトを搭載しています。

イーサリアムのクローンとも言われているほどで、2つの通貨に違いは少なく仮想通貨市場での存在感はイーサリアムのほうが圧倒的に強いのが現状です。

安全性の強化

先ほどの「The DAO」事件が引き金となり誕生したイーサリアム・クラシックは今後のハッキング対策の為にイーサリアムよりも安全性やセキュリティを強化しているのが特徴です。

非中央集権をより重きに置いている

イーサリアムのハードフォークは非中央集権を無視した内容だと一部のコミュニティからの指摘もありました。

多数決によるルール変更などは中央集権的な側面を持ち、介入者がいるという状況と言えるからです。

その結果、イーサリアム・クラシックはより非中央集権を重きにおいている仮想通貨として誕生したという特徴があります。

イーサリアム・クラシックとイーサリアムの決定的な違い

元々は一つの仮想通貨だったイーサリアム・クラシックとイーサリアムの違いについて解説致します。

Code is law

Code is law」とは「ブロックチェーン上において支配権を持つのはコードであり、コードこそが法である」という理念です。

イーサリアム・クラシックはコードを絶対とし、例え開発陣でも介入することができない非中央集権を追求しています。

一方で、現在のイーサリアムはコミュニティーこそが法である「community is law」という中央集権的な理念で運用しています。

元々、仮想通貨の基軸であるビットコインは非中央集権の考えが強く、中央集権の考えは嫌われる傾向にあります。

今後、この理念の違いがどのように影響していくのか気になるところです。

 

MEMO

・イーサリアム・クラシックはコードが法律「Code is law」

・イーサリアムはコミュニティが法律「community is law」

 

イーサリアム・クラシック(ETC)のチャート

イーサリアム・クラシックのチャートをご覧下さい。

時間軸は日足での表示です。

参照:みんなの仮想通貨

2018年の1月の半ばから下落していますが、2月にはまた価格を上げています。

この価格の影響は3月に予定されたイーサリアム・クラシックのハードフォーク&エアドロップにより誕生したカリスト(CLO)の影響によるものと言われています。

イーサリアム・クラシック(ETC)の時価総額ランキング

参照:CoinMarketSum

現在のイーサリアム・クラシックの時価総額ランキングは16位です。

イーサリアムは時価総額2位につけていますので、16位のイーサリアム・クラシックと大きく差をつけているのが分かります。

今後の価格予想

現在のイーサリアム・クラシックの保有者は「コアなユーザー」が定着している状況と言えます。

イーサリアム・クラシックはイーサリアムを超えることはできないのでは?

という声が沢山挙がっている中で、非中央集権体制を整えているイーサリアム・クラシックに将来を期待している人達もいます。

中央集権的な運用がされるようになったイーサリアムに、今後何か問題が起きた場合にはイーサリアム・クラシックに乗り換える人達が急増するのではと予想も立てられます。

そして、仮想通貨市場は増々広がりを見せることは容易に予測できますので、

市場が広がればイーサリアム・クラシックの価格も上昇することになるでしょう

イーサリアム・クラシック(ETC)が買える取引所

イーサリアム・クラシックを取り扱う国内の取引所をご紹介致します。

日本国内の取引所
・bitFlyer

・DMM Bitcoin

・GMOコイン

日本国内の取引所でイーサリアム・クラシックを購入する場合は、取引手数料が高くなりがちなので、少しでもお得に購入したいのであれば海外の取引所を利用しましょう

日本人も多く利用しているバイナンスは取引手数料も安く特におすすめです。

ポイント
・Binance(おすすめ)

・Bittrex

・Poloniex

・HitBTC

イーサリアム・クラシック(ETC)の今後に期待

現状のイーサリアム・クラシックはイーサリアムの下位互換の仮想通貨として見られています。

チャートや時価総額を見てもイーサリアムの方が圧倒的に支持されているのが見て取れます。

しかし、安全性やセキュリティの強さからイーサリアム・クラシックを利用したプロジェクトを計画している企業やイーサリアム・クラシックの開発陣によるプロジェクトも進行していますので今後の発展に期待が持てます。

そして、投資という観点から見れば皆から注目される前に保有しておくことが鍵です。

今後飛躍的に伸びる可能性は十分に考えられますから、イーサリアム・クラシックを投資対象として見るのは大いにありだと言えます。