仮想通貨リスク(Lisk)の特徴とは?ビットコインとの違いも徹底解説

大小さまざまなものを合わせると、実におよそ2000種類も存在すると言われている仮想通貨

これほど膨大な仮想通貨それぞれの特徴を理解し、将来性を予測するのは簡単ではありません。

ただし、実際に必要性があり利用されているのは全体の5%ととも言われています。

その中で、ここ最近時価総額20位台をキープしている「Lisk(リスク)」という仮想通貨をご存知でしょうか?

国内大手取引所でも取扱いされているだけあって、耳にしたことがある方は多いかもしれません。

今回はこの「Lisk(リスク)」にスポットライトを当て、徹底解説いたします。

  • 仮想通貨としての特徴
  • ビットコインとの違い
  • 将来性

これらを中心に、「Lisk(リスク)」を詳しく分析しますので、

メジャーな仮想通貨以外も運用したい!

という方は特に注目してみてください。

Lisk(リスク)とは?基本情報まとめ

時価総額25位(2018.6.15現在)と、膨大な仮想通貨の中でも上位に位置するLisk(リスク)。

時価総額だけ見ても注目銘柄であることは確かですが、意外にもその歴史は浅く

2016年にリリースされた比較的新しい仮想通貨になります。

まずは基本情報をまとめて紹介しつつ、「Lisk(リスク)とはどんな仮想通貨なのか?」を見ていきましょう。

Lisk(リスク)の概要

通貨名 Lisk(リスク)
通貨略号 LSK
リリース 2016年5月
開発者 Max Kordek
開発組織 The Lisk Foundation
発行上限枚数 上限なし
時価総額 25位(2018.6.15現在)
公式HP https://lisk.io/

上記一覧表の中で特に注目すべき点なのが、「発行上限なし」という部分です。

通常、発行上限がないと常にコインが生み出され続ける状態が続くため

コインの価値が下がってしまう状況に陥りやすくなります。

この仕組みは法定通貨などでもよく知られており、経済が破綻している国家などで法定通貨を大量に生産し配ると

結果的に通貨の価値が下がってしまい「インフレ」を生み出してしまいます

いっぽう、Lisk(リスク)の場合はインフレ防止策として

ブロックチェーン上に新しくブロックが生成された際に生み出される報酬を

半減期に合わせて減らしていく措置を取っています。

つまり「発行上限なし」でありながら、生み出されるコインの数が増えすぎないよう調整をかけているわけですね。

具体的には、ブロックが生成されるごとに当初5LSK発行されていたのが、2017年には4LSKに減少。

その後1年ごとに1LSKずつ減少し、最終的に報酬が1LSKとなったところで報酬を1LSKに固定する仕組みとなっています。

ちなみにブロック生成作業、およびそれに対する報酬について

ビットコインではマイニング(採掘)と呼ぶのに対し、Lisk(リスク)ではフォージング(鍛造)と呼びます。

Lisk(リスク)の独自戦略にも注目

数ある仮想通貨の中でも、Lisk(リスク)はそのユニークな戦略で
かねてから話題を集める存在でもありました。

Microsoft とのパートナーシップを締結

アピールもかねてアジア諸国でツアーを行う

こういった積極的なアピールや展開戦略がLisk(リスク)の特徴であり

根本的な技術力だけでなく、開発側の姿勢も各所から評価を集めています。

Lisk(リスク)の技術的な特徴は?ビットコインとの違いも解説

ビットコインが初めて発行されたのは2009年

いっぽうLisk(リスク)がリリースされたのは2016年

これだけ見ても、Lisk(リスク)はまだまだ「駆け出しのコイン」とも言えますが

「リリースが遅い=デメリット」ではありません

リリースが遅いということは、それだけ過去に発行された通貨の問題点や課題を参考に

クオリティの高い仮想通貨としてリリースできるからです。

ここではLisk(リスク)の技術的な特徴を紹介しながら、ビットコインとも比較してみましょう。

Lisk(リスク)の特徴①:開発言語にJavaScriptを採用

プログラミング言語であるJavaScriptは、Web開発の全ての領域で活用されている

いわば「メジャーな言語」であり、Lisk(リスク)は開発言語にこのJavaScriptを採用しています。

いっぽう、ビットコインは「スクリプト」、同じく人気のイーサリアムでは「Solidity」というプログラミング言語が用いられています。

これら「JavaScript」「スクリプト」「Solidity」を比較したとき

広く普及しているのは圧倒的に「JavaScript」であり、ここがLisk(リスク)の大きなメリットと言えます。

では何故、「メジャーな言語」である「JavaScript」を採用していることがメリットとなるのでしょうか?

理由はいたって単純で、Webの世界で広く普及しているプログラミング言語を開発言語とすることで

より多くの人が、個々の情報やスキル・知識などを活かして、Lisk(リスク)の開発に関われるからです。

仮想通貨は開発に参加する人が多いほど発展しやすく、優れたコインに成長を遂げやすくなるため

将来を見越して「JavaScript」を採用したLisk(リスク)には、先見の明があったと言えるかもしれません。

Lisk(リスク)の特徴②:スマートコントラクトを実装

スマートコントラクトとは簡単に言えば、「各種契約・取引などを自動で実行する機能」です。

この機能を活用することにより、契約・取引に関する作業や処理が自動で実行可能となり

その結果、手間を軽減できるだけでなく不正防止にも役立つため、最近非常に注目されている技術です。

ちなみにスマートコントラクトを実装している仮想通貨と言えば、イーサリアムが有名ですが

前述したプログラミング言語の違いや、またLisk(リスク)では更にサイドチェーンというものを採用しており

利便性や実用性ではイーサリアムを上回るのではないのか?との期待も持たれています。

※ビットコインにスマートコントラクトは実装されていない

Lisk(リスク)の特徴③:サイドチェーン

サイドチェーンとはその名の通り、メインとなるブロックチェーンに付随する形で存在するチェーンです。

イメージ的にはメインチェーンが「主役」、サイトチェーンが「サブ」のようなイメージですね。

このサイドチェーンは、様々な面でメリットをもたらすのですが、主に以下のような点で有用です。

  • サイドチェーンで取引を処理することで、メインチェーンの負担を軽減
  • 取引速度が向上し、取引承認までの時間が短縮できる
  • サイドチェーン上では様々な変更が可能なため、メインチェーン上では難しい拡張が可能
    (例:Lisk(リスク)ではスマートコントラクトのシステムをサイドチェーン上に乗せている)

以上のように、いわば「メインを補うサブ」として、取引速度のアップや拡張機能の追加など

サイドチェーンを採用することにより、メインチェーンだけでは実現できなかったメリットを生み出せるようになります

Lisk(リスク)の特徴④:DPoS(Delegated Proof of Stake)

DPoSとはコンセンサスアルゴリズムのひとつです。

このコンセンサスアルゴリズムとは、日本語に訳すと「合計形成」。

つまり、「ブロック追加のルール設定」を定める役割を担っているとイメージしてください。

例えばビットコインでは「Proof of Work(PoW)」というアルゴリズムを採用しており

コンセンサスアルゴリズムにはいくつかの種類が存在します。

では種類ごとに「ブロック追加のルール設定」がどのように異なるのでしょうか?

PoWとDPoSはどう違う?

PoW:計算を用いて、特定のハッシュ値になる数値を最初に見つけた人がブロック承認者(取引の承認作業を行う者)となる。
この方法の場合、複雑な計算処理のために膨大な電力消費(高性能PCを多数用いるため)が必要とされる。

 

DPoS:該当の仮想通貨を保有する人の中から、「投票」で取引の承認者を選出する選挙のような仕組み。
選出された承認者は取引承認を行い、得た報酬(フォージング報酬)を投票してくれた人に分配する。
この仕組みだと事前に承認者が限定されるため、取引速度を高められ、膨大な電力消費も軽減できる。

両者を比べると、取引承認のためにビットコインでは「計算力(電力)」や「時間」が必要とされるのに対し

「選挙制」のようなLisk(リスク)のDPoSでは、シンプルな仕組みのおかげで

スピード、コスト面で勝る部分があると言えるでしょう。

事実、人気通貨であるイーサリアムでは電力消費を懸念して、

従来のPoWからコンセンサスアルゴリズムをPosへ変更することを発表しています。

この辺りを見ると、リリースが遅い代わりに既存通貨の問題点・課題点を良く分析して

Lisk(リスク)が作り出されているように感じます。

Lisk(リスク)の将来性は?最近の動向と合わせて解説!

技術面でビットコインやその他人気通貨にはない、独自のメリットを備えるLisk(リスク)。

いっぽう、時価総額や価格そのものでは、ビットコインやイーサリアムとまだまだ差があるのが現状です。

ここ最近のLisk(リスク)関連のニュースや動向を紹介しつつ、将来性について分析していきましょう。

2018年1月にbitFlyer(ビットフライヤー)上場

bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコインの取引高日本No,1を誇る国内屈指の取引所です。

このbitFlyer(ビットフライヤー)にて、2018年1月にリスク(LISK)が上場しました。

上場とは、該当の取引所にてコインの取扱いが開始されることで

ある程度の規模を持つ取引所に上場すると、それだけで知名度が大きくアップ。

更に取引量が増えれば需要が増加し、価格が上昇しやすいくなります。

bitFlyer(ビットフライヤー)はそれまで6種の仮想通貨を取り扱っていましたが

その中で新たにLisk(リスク)の取扱いを決定したということは

当然ながらLisk(リスク)に相応の期待感と需要が見込めると判断したからなのでしょう。

2018年2月にリブランディングを実施

リブランディングとは一言で言えば「ブランドの強化・活性化」のようなものです。

移り変わるニーズに対応する形で、既存のブランドにより良く変更を加えるわけですね。

仮想通貨におけるリブランディングは大きな意味を持ち、実施できるということは

それだけ資金力や今後の発展に力を意味していることを意味します。

実際にリブランディング後に注目度や価値が伸びるケースは多々ありますので

Lisk(リスク)のリブランディングについても、仮想通貨業界ではかねてから注目されていました。

そして2018年2月21日、ついにリブランディングが発表されます。

主な内容は以下をご覧ください。

Lisk(リスク)のリブランディング詳細

■新ロゴ発表
■新しいプロダクトネーム・アイコンを発表
■「技術者に開発環境を提供して開発を容易にし、一般的に広くブロックチェーン技術を利用しやすくする」と開発側としての理念を発表
■動画コンテンツやイベント情報などを充実させた新ホームページの公開
■LiSK IDの導入発表(個人アカウントのようなもの)

このリブランディングでは、

Lisk(リスク)を一般的に分かりやすく、参加しやすいものに

という開発側の理念が明確に表れていました。

つまり「Lisk(リスク)」という仮想通貨をより身近なものとし、広く活用できる存在に

成長させていきたいという意思が感じられたわけです。

ただでさえ「分かりにくい」と感じる仮想通貨の世界では、このような開発側の姿勢は

一般の投資者たちにも受け入れやすい印象を植え付けるうえでは非常に重要でしょう。

2018年下半期の動きは?

まずは以下の「Lisk(リスク)ロードマップ」をご覧ください。

※ロードマップ:今後の予定、工程表、計画表などの意味合い


出典: https://www.reddit.com/r/Lisk/comments/7fe4ux/lisk_development_roadmap/

この中で特に注目したいのが、下記2点です。

  1. 分散型取引所
  2. SDK配布

分散型取引所については、Lisk(リスク)の開発者側が創設するのか、はたまた異なる形で

何らかの参画を行うのかは定かではありません。

とはいえ、取引所に関わるような企画が実施されれば、市場が大きく動く可能性は十分に考えられるでしょう。

また、SDK配布(顧客のニーズに合わせてカスタマイズされたブロックチェーンアプリケーションをプログラミングするためのモジュール群)

当初2018年4月に予定されていたのですが、現在まで延期となっており、

こちらも実施されれば価格上昇につながる可能性が高いと予想する声が多く上がっています。

仮想通貨リスク(Lisk)の特徴まとめ

ここまでLisk(リスク)の特徴や将来性について

ビットコインとの比較も交えながらご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

リリースからおよそ2年と、まだまだ新しい仮想通貨でありながら

Lisk(リスク)の技術や開発側の姿勢などは、今後さらなる飛躍を予感させるには十分なものです。

Lisk(リスク)は開発側が積極的に情報公開していますので

公式情報はもちろん、仮想通貨市場全体の話題も併せてチェックしつつ、今後の動向に注目してみてください。