NEM(ネム)とは? 2018年内に行われるカタパルトアップデート等、今年注目の仮想通貨。

NEMの名前の由来はNew Economy Movement(新しい経済活動)というプロジェクト名の略称です。

このプロジェクトが目指しているのは、自由、平等な経済システムの構築です。

NEMの開発者チームUtopianfutureに日本人が参加していたことで、日本でも有名な仮想通貨となっています。

2016年10月から行われた、中国CERT(非営利サイバーセキュリティセンター)の報告書によると、NEMは安全なプロジェクトであり、脆弱性も問題視するレベルではないと、高評価を得たコインでもあります。

2018年には、「カタパルト」という取引処理速度が向上するアップデートが待っている今年注目のコインです。

概要

2018年内に行われるカタパルトアップデートとは?

Zaifの運営会社テックビューロと、NEM開発チームが作成したmijinというプライベートブロックチェーンシステムに基づいて、開発したプロジェクトです。

カタパルトの最大の特徴は、1秒間に4000件の取引処理が可能になる事です。

もしカタパルトが実装されれば、他の仮想通貨より群を抜いて、実用的な決済手段として使われることは間違いないでしょう。

CATAPULTホワイトペーパー

EigenTrust++とは

NEMに実装している評価システムのことです。

P2Pネットワークのデメリットを解消できるのが特徴です。

P2Pのデメリットとは、悪意のある参加者がNEMのネットワーク内に紛れ込み、誤った情報を流し、NEMのネットワークを妨害することです。

この妨害を防ぐ為に、EigenTrust++は、NEMネットワークの参加者達を評価し、信用出来るかどうかを判断することにより、セキュリティを保っています。

Proof of Importance(プルーフオブインポータンス)

取引承認システムの一つ。

NEMのネットワークに参加し、貢献した人がXEMの報酬対象者となります。

保有しているXEMの量だけでなく、取引額や、取引をした人をスコア化して報酬額を決めています。

このProof of Importanceの仕組みを用いて、ハーベスティングということをすることによって、報酬が得られます。

ハーベスティングとは

NEMのトランザクション(取引情報)が集まったブロックを承認して、そのブロックに集められたトランザクションに支払わられた手数料を報酬として受け取れる制度。

XEMの保有量、取引額、NEMへの貢献度で判断されます。

ハーベスティングを行うには、保有しているXEMの残高ではなく、Vested Balance(既得バランス)が10,000XEM以上持っているアカウントなら誰でも行うことができます。

また、NEM公式ウォレットNanoWalletにXEMを保有していなければなりません。

Vested Balanceは、保有しているXEMの量に対して1日毎に10%が加算されていきます。

ハーベスティングにはローカルハーベスティングとデリゲード(委任)ハーベスティングという2つの方法があります。

ローカルハーベスティング

メリット

自分のPCで出来る。

手数料無料。

デメリット

リモートNIS使用時にはハーベスティング出来ない。

自分でNISを維持しなければならない為、電気代が掛かります。

NISとは
NISとは

NEM Infrastructure Serverの略称。

NEMではNISがブロックチェーンを維持、管理しています。

デリゲート(委任)ハーベスティング

メリット

リモートNISでも利用できる。

リモートNISを利用した場合、自分のPCの電源が切れてもハーベスティングされます。

スーパーノードに作業を任せることが出来る。

スーパーノードとは

中央管理者がいないブロックチェーン上において、リーダー的な役割を持つ存在。

スーパーノードになるにはXEM保有量が300万XEM以上の人が対象です。

毎日約300XEMと高額な報酬が貰える。

デメリット

6時間の待機時間がある。

手数料は現在10XEMかかります。

デリゲートハーベスティングを中止する場合、手数料は現在10XEMかかります。

リモートNISの中には定員を設けている場合がある。

自分の仮想通貨を作れる?ネームスペースとモザイクについて

NEMには、自分で作れる独自トークンを発行する機能があります。

その独自トークンのことを、モザイク(mosaic)と呼びます。

モザイクを発行するにはネームスペースというものが必要です。

またネームスペース、モザイクを作成するには、NanoWalletをダウンロードしなければ、行えません

モザイクを作成する為に必要なネームスペースとは

ネームスペースは他の誰かと同じ名前を使用できません。

ただし、サブネームスペースは他の誰かと名前が同じでも大丈夫です。

ネームスペースは3階層に分かれていて、1個のネームスペースにつき最大2個までサブネームスペースを取得することができます。

またネームスペースはレンタル制になっていて、レンタル有効期限は1年間となっています。

期限切れ1ヶ月前に更新できます。

ネームスペースレンタル料金:1年間100XEM

サブネームスペースレンタル料金:1年間10XEM

ネームスペースのルール

ネームスペースの最大文字数は16文字

サブネームスペースは64文字まで

文字の最初はアルファベットから始めなければいけない

予約語と呼ばれるaccount、biz、com、edu、gov、info、mil、nem、net、org、user等は使えません

モザイクとは

モザイクとは、NEMのブロックチェーン上で独自トークンを発行する機能です。

自分オリジナルの仮想通貨を作ることが出来ます。

ネームスペースを登録した人のみ、モザイクを発行できます。

crypto_namespace:crypto_mosaic
(ネームスペース名):(モザイク名)

上の様にネームスペースとモザイクが組み合わせられます。

モザイクのルール

字数は32文字まで

(a~z、0~9)と_(アンダーバー)と-(ハイフン)のみ使用できる

最初の文字はアルファベットのみで、大文字アルファベットは使えません

モザイクの発行料金は1年間10XEM

NEM(XEM)最新情報

2018年3月19日、世界最大手の仮想通貨取引所であるBinanceに上場しました。

最新のXEM価格

NEMFLASHから、最新の情報が得られます。

日本におけるNEMコミュニティ

XEM払いが出来るフリーマーケットnemket(ネムケット)が開催されたり、オンラインフリマサイトnemche(ネムシェ)、東京都渋谷区にあるnem bar(ネムバー)といったXEMを使えるサービスがあります。

XEM取り扱い国内、海外取引所

Zaif

XEM取引量が日本で一番多い国内取引所です。

日本円、BTC(ビットコイン)建てでXEMを購入できます。

Maker手数料:0%

Taker手数料:0.1%

MakaerとTakerとは
Maker(指値注文)

買う値段、売る値段を指定して注文する方法。

Taker(成行注文)

値段を指定しないで、注文する方法。

DMM Bitcoin

DMM bitcoinでは、日本円、BTC建てでレバレッジ取引で購入できます。

取引手数料無料

レバレッジ手数料:建玉金額の0.04%/日で、ロールオーバー時に0.04%の手数料が建玉金額に応じて発生します。

Binance

世界最大手仮想通貨取引所。

BTC建てで、XEMを購入できます。

送金手数料無料、取引手数料0.1%

Binanceが発行した独自通貨Binance Coin(略称BNB)を持っていると、取引手数料50%割引が適用されます。
つまり、取引手数料が0.1%→0.05になります。

Bittrex

アメリカのラスベガスにある仮想通貨取引所。

BTC建てで、XEMを購入できます。

取引手数料一律0.25%

日本語非対応。

XEMのウォレット

NanoWallet

NEM公式のNano WalletはデスクトップウォレットでPC(Windows、Mac、Linux対応)にダウンロードして、使用することが出来ます。

注意
NanoWalletから取引所にXEMを送金する時、自分でアドレスとメッセージを入力しなければ、その時に送ったXEMが紛失してしまうので、注意が必要です。

NEM Wallet

NEM公式スマホ対応ウォレットで、簡単に使えるのが特徴です。

iOS、Android対応です。

Trezor

Trezorは、電源も必要なく、USBケーブルでPC(Windows、Mac、Linux対応)に接続してブラウザからウォレットを利用できるウォレットです。

Amazonからも購入できます。

NEMの将来性とまとめ

2018年1月26日、日本の仮想通貨取引所コインチェックがハッキングされ、580億円相当のNEMが盗まれました。

この事件によりNEMの価値、信用性は落ちました。

これからNEMの価値、信用性を回復してゆく為には、今年中に行われるであろう、カタパルトアップデートを成功させ、他の仮想通貨よりも価値のあるものとして、多くの人々に認められるコインになることが重要でしょう。