リップル(XRP)と各銀行の提携一覧は?最新情報

2017年から仮想通貨マニアの間で注目を浴びるリップル(XRP)。

銀行との提携が各メディアで報じられていますが、国内における仮想通貨取り締まりの動きが気になるところです。

リップルにどの程度の信頼性があるのか・法定通貨にとって代わる可能性はあるのか…。

巷の噂に対して、疑問に思っているかたも多いのではないでしょうか。

しかし、これまでに数多くの銀行がリップルのブロックチェーン技術に信頼を寄せ・普及に努める意思があことを発表しています。

その背景として、銀行の送金システムが旧態然としていることや、リップル開発サイドが積極的に働きかけていることが挙げられます。

 

この記事で紹介することは、以下の通りです。

ポイント

・「RippleNet」を通じた各国の提携状況

・日本国内の提携銀行一覧

・リップル技術活用に関する最新ニュース

リップルに対する銀行からの期待・信頼の大きさを確認します。

 

「RippleNet」と各国銀行

「RippleNet」とは、リップルのブロックチェーン技術を開発した”Ripple, Inc”が推進する金融機関ネットワークです。

2018年4月現在、RippleNet提携銀行は世界中で100行を超えます。

日本国内では、以上の3行が加わっています。

なかでも、住信SBI銀行は後述する合弁会社の出資元であり・日本国内銀行のリップル提携を主導する存在です。

 

・三菱UFJ銀行(旧:三菱東京UFJ銀行)

・みずほ銀行

・住信SBI銀行

 

 

そして、表の各地の中央銀行(国家が定めた通貨の流通管理をする銀行)で、リップル技術を利用・または普及に努めていることが報じられています。

 

リップル技術活用を発表している中央銀行一覧
欧米  

イングランド中央銀行

“Federal Reserve System”

…アメリカ・連邦準備銀行の統括組織

中東 サウジアラビア金融局
アジア インド準備銀行・シンガポール金融管理局

 

※サウジアラビアでは2017年初めに仮想通貨取引を禁止する法が定められています。

しかしその後、イスラム諸国でブロックチェーン技術の活用がさかんに審議されているのを受けて、態度を軟化させています。

 

 

こればかりではなく、Ripple.Incは以下のようにも述べています。

 

「我々は世界中の中央銀行40~50行と一緒に仕事している」

(意訳)

中央銀行サミットを開催

実際に2017年1月には、24カ国以上の中央銀行が集まる「中央銀行サミット」がリップル主催で行われています。

この発表は国際通貨基金(IMF)が行っており、各地銀行のフィンテック導入におけるリップルへの関心の高さが伺えます。

参考:Fintech and Cross-Border Payments

中国人民銀行も関心を示す

中国では、ICOや仮想通貨取引の禁止・マイニングの締め出しといった厳しい処分が目立ちます。

その一方で、2017年8月に中国人民銀行の代表グループがRipple.Incを訪問しています。

このとき「両者は互いの事業拡大に同意している」とも報じられており、実現すれば巨額のチャイナマネーが動くことも予想されます。

国内提携の動き①2016年には50行以上が参加

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

顧客獲得で伸び悩んでいたネット銀行が、早くからリップルに接近しています。

きっかけは住信SBI銀行で、同社ではアジア各地の送金実験も多数行っています。

合弁会社 SBI Ripple Asia設立

 

Ripple.Incと最初に手を結んだ国内銀行は、住信SBI銀行の出資元であるSBIホールディングスでした。

Ripple,IncとSBIホールディングスの両者は、2016年5月18日に合弁会社SBI Ripple Asia(SBIリップルアジア)を設立。

「RippleNet」とは別の枠組みで、日本及びアジア各地の金融機関向けのソリューション開発を宣言しています。

 

日本国内の銀行がRippleと提携するきっかけは、そのほとんどがSBI Ripple Asiaの呼びかけによるものです。

リップル提携の動きが日本全国に波及

SBI Ripple Asia設立の5カ月後、その目的を達成すべくプロジェクトが発足します。

ここに参加した当初の銀行一覧は、以下の通りです。

 

青:メガバンク 緑:大手ネット銀行

株式会社青森銀行
株式会社足利銀行
株式会社阿波銀行
株式会社イオン銀行
株式会社池田泉州銀行
株式会社伊予銀行
オリックス銀行株式会社
株式会社群馬銀行
株式会社京葉銀行
株式会社山陰合同銀行
株式会社四国銀行
株式会社七十七銀行
株式会社清水銀行
株式会社十六銀行
信金中央金庫
株式会社新生銀行
住信SBIネット銀行株式会社
株式会社セブン銀行
ソニー銀行株式会社
株式会社第四銀行
株式会社大和ネクスト銀行
株式会社千葉銀行
株式会社中国銀行
株式会社筑波銀行
株式会社東邦銀行
株式会社栃木銀行
株式会社西日本シティ銀行
野村信託銀行株式会社
株式会社八十二銀行
株式会社広島銀行
株式会社北洋銀行
株式会社北陸銀行
株式会社みずほフィナンシャルグループ
株式会社みちのく銀行
三井住友信託銀行株式会社
株式会社武蔵野銀行
株式会社八千代銀行
株式会社山形銀行
株式会社横浜銀行
株式会社りそな銀行
株式会社琉球銀行
(その他 1行)

引用元:「国内外為替一元化検討に関するコンソーシアム」発足のお知らせ

 

当時、三菱UFJ銀行(旧:三菱東京UFJ銀行)は、別の枠組みで行動開始していました。

 

国際送金実験に三菱UFJ銀行参加

2017年11月、世界各地の銀行が手を結んで国際送金実験を行います。

この実験にはリップルが活用されました。参加した銀行は以下の通りです。

 

・シンガポール中央銀行

・シンガポール証券取引所

・バンクオブアメリカ=メリルリンチ

・クレディスイス

・DBS銀行

・HSBC銀行

・JPモルガン=チェース

・オーバーシー=チャイニーズ銀行

・ユナイテッド=オーバーシーズ銀行

・BCS Information Systems

三菱UFJ銀行

 

三菱UFJ銀行は「SBI Ripple Asia」への参加が遅れていたものの、リップルを利用した決済手段に関心を示していたことが分かります。

国内提携の動き②メガバンクの顔ぶれが揃う

2017年は改正資金決済法を施行され、「仮想通貨元年」と呼ばれています。

SBI Ripple Asiaに、三菱UFJ銀行を含む新しい提携銀行も現れました。

2017~2018年4月現在までに加入したのは、以下の銀行です。

 

2018年4月までに新たに提携した国内銀行
メガバンク等 ゆうちょ銀行・三菱東京UFJ銀行

三井住友銀行・三菱UFJ信託銀行

ネット銀行 スルガ銀行・東京スター銀行
地方銀行 大分銀行・百五銀行・山口銀行

愛媛銀行・沖縄銀行・千葉興業銀行

東和銀行・秋田銀行・名古屋銀行

岩手銀行・滋賀銀行

その他 商工組合中央金庫、農林中央金庫

国内提携の動き③:韓国との間で送金実験

場所を移して韓国の銀行では、SBI Ripple Asia設立前よりリップル送金実験に高い関心を持っていました。

これに日本が加わる形で、両国の提携銀行間で実証が行われます。

2017年末の実験では、三井住友銀行・りそな銀行を含む37行が韓国2行との間で送金実験を実施。

その後、SBI Ripple Asia加盟の国内61行すべてが実施する方針を固めています。

これを意識して、韓国のメガバンクがリップル取り扱いに踏み切りました(後述)。

リップル×銀行で行うサービスの最新情報

日本国内はもちろん、世界中の銀行と結びつきを深めているリップル。

2017年末から続く、リップル技術実用化のニュースを紹介します。

韓国銀行、リップルでの送金業務開始を発表

現地でトップクラスのクレジットカード枚数を誇る韓国ウリイ銀行が、2018年3月にリップルを使った銀行間送金を行うと発表しました。

韓国メディアに対して、以下のようにコメントしています。

「(日韓銀行間の)試験運用結果が良好だった。日本でも多くの銀行がリップルを使った送金の実用化に向けて動いている」(意訳)

引用:韓国チョソンビズ

日本初の即時決済サービス開始

リップル提携銀行による仮想通貨発行については、2017年中に以下の情報が出ています。

 

MUFGコイン:三菱UFJ銀行が発行

Jコイン:みずほ・ゆうちょと地方銀行が合同で発行

 

いずれも2018年中の実用化を宣言していますが、具体的時期については明言されていません。

 

そんななか、ついにSBI Ripple Asiaがリップル技術を活用した即時決済サービスの詳細な見通しを発表しました。

このアプリでは、携帯電話の番号を利用・口座間で瞬時に送金できます

同年春に日本上陸する中国の決済サービス「アリペイ」と同様のもので、

国内初のサービスとなります。

4月以降に試験・夏以降の公開が予定されており、国内提携銀行の参加も決まっています。

 

参考:「Money Tap(マネータップ)」提供に関するお知らせ

アメックスもリップル決済に乗り出す

クレジットカードブランドのアメリカン・エクスプレスは、2017年末にRipple.Incと提携していました。

2018年2月に「リップルで決済するシステムの導入(実装)が終わった」と発表され、あとはサービス利用開始を待つばかりです。

 

リップル(XRP)と各銀行の提携一覧まとめ

最後に、国内で提携している大手銀行をもう一度おさらいしましょう。

 

リップルと提携しているメガバンク

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行

 

…地銀・信用金庫含む全国60行以上

(2018年4月現在)

 

 

リップル開発サイドは、銀行間の送金システムが旧態然としていることを指摘した上で、RippleNetへの加盟を引き続き各地金融機関に呼び掛けています。

日本政府が仮想通貨市場の引き締めをしている中、リップルはその技術の価値を認められ・メガバンクすら動かした異例の存在です。

 

最新ニュース

リップルを活用した、複数の即時決済サービス開始の見通しが立つ

韓国大手銀行でリップルを活用した送金業務開始