仮想通貨の危険性は?5つのデメリットと回避策

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仮想通貨の危険性は?5つのデメリットと回避策

仮想通貨の危険性とは?リスクを最小限に抑える方法を徹底解説

何かと話題になっている仮想通貨に興味を持っているけど、何となく危険なものなのでは…?と不安を抱いている人も少なくありません。

実際に手に取って使う普通の通貨とは違い、インターネット上で取引する「仮想の通貨」なので危険性について疑問視されるのも無理もないでしょう。

安心して仮想通貨の取引を行なうためにも、仮想通貨の危険性をしっかり理解しておくことが大切です。

具体的には

  • 仮想通貨にはどんな危険性やリスクがあるのか
  • 安全に取引するための対応策
  • 安全性を確保するために自分でできることはあるのか

など、これから仮想通貨の取引を始めようとしている初心者の方は特に知っておくべき内容を詳しく解説します。

5つのデメリットと回避策をしっかりとおさえて、安定した仮想通貨の運用を目指しましょう!

仮想通貨の危険性①・仮想通貨取引所の盗難被害とセキュリティ問題

2018年1月に仮想通貨取引所コインチェック(coincheck)を舞台に発生した盗難事件によって仮想通貨の存在を初めて知り、

「仮想通貨はなんて怪しいものなのだ!」と認識している人も少なくありません。

コインチェックから盗まれた仮想通貨はNEM(ネム)は、事件発生当時のレートで換算すると約580億円にもおよぶ大きな被害をもたらしました。

盗難被害に遭った原因は、悪意のある第三者がコインチェックの管理システムにハッキングを行い、大量のNEMを盗んでしまったのです。

本来であれば仮想通貨取引所は顧客の大切な仮想通貨をしっかり保管するために、万全にセキュリティ対策を行っているはずです。

しかし、コインチェックのセキュリティシステムにはかなり多くの「穴」があったため、ハッキング被害に遭ってしまったといわれています。

勘違いしている方が多いのですが、決してネムのシステムに問題があったわけではありません。

コインチェックの事例のように、仮想通貨取引所のセキュリティ対策に問題があったのです。

実は仮想通貨が仮想通貨取引所から盗まれてしまうのはコインチェック事件だけでなく、過去にも何例か発生しています。

過去の教訓をしっかり生かさずに万全にセキュリティ対策を講じていなかった仮想通貨取引所の責任はとても重いものだと反省してもらいたいものです。

仮想通貨を扱う仮想通貨取引所の危険性を回避する選び方

仮想通貨取引所では様々なセキュリティ対策を行っていますが、100%確実に安全とはいえないのが実情です。

  • コインチェック事件のようにハッキング被害に遭って保有していた仮想通貨が失われる
  • 仮想通貨の価格が大きく変動している時にメンテナンスや営業時間外で取引できない
  • 取引手数料などの値上げ
  • 倒産により取引ができなくなる

あくまでもこれは一例であり、他にも仮想通貨取引所を利用することで不利益が発生する可能性がゼロではないことを十分理解することが大切です。

できるだけ危険性をゼロに近づけるために心がけたいのは、

ポイント
  • 金融庁から認可を受けてセキュリティ対策を実施しているかを確認
  • いくつかの仮想通貨取引所に分散する
  • 仮想通貨取引所に多くのコインを保管せずに自分で用意したウォレットも活用する

という点です。

仮想通貨の危険性を左右する仮想通貨取引所のセキュリティ対策

仮想通貨取引所では様々なセキュリティ対策を実施していますが、以下のセキュリティに対応しているかチェックしてみましょう。

本人確認 口座開設の際に本人確認書類を提出
二段階認証 ログイン時にIDやパスワードだけでなく、メールアドレスや電話番号で確認できるセキュリティコードを使用する
マルチシグ ウォレットにアクセスする秘密鍵を複数に分散して保管している
コールドウォレット インターネットに接続されていない状態のウォレット

ちなみに、ハッキング事件が発生したコインチェック社では

  • マルチシグ非対応
  • コールドウォレットではなくインターネットに接続された状態のホットウォレットに保管していた

ことが大きな原因だったとも言われています。

万全のセキュリティ対策を実施している仮想通貨取引所なら、危険性を回避する可能性が高いといえます。

また、一社の仮想通貨取引所に全ての資産(仮想通貨)を預けるのではなく、複数の仮想通貨取引所に分散することもリスク分散に繋がることを覚えておきましょう。

仮想通貨の危険性を回避するためにウォレットも併用する

どんなにセキュリティ対策を実施している仮想通貨取引所でも、100%安全だとはいえない面があるのも事実です。

ほんの少しの「穴」を狙ってハッキングされる可能性はゼロではなく、取引所が倒産しない可能性もゼロではないからです。

取引所に全ての仮想通貨を預けずに自分で保管する「ウォレット」を活用することで、自分が保有している仮想通貨を守ることもできます。

ウォレットの種類は大きく分けると、ウェブウォレット、ソフトウェアウォレット、ハードウェアウォレットがあります。

最もセキュリティが高いとされるハードウェアウォレットは「Trezor」「Ledger NanoS」などの専用端末のことです。

ただしハードウェアウォレットの場合はセキュリティ面で信頼できますが、対応する仮想通貨か限られているというデメリットもあります。

ポイント

必要に応じてウォレットの種類を使い分けながら、できるだけ安全に保管しましょう。

仮想通貨の危険性②・価格変動が大きい

仮想通貨はとても価格変動が大きいのが特徴です。

出典: https://cc.minkabu.jp/pair/BTC_JPY

こちらはビットコインのチャートですが、2017年12月には2,203,500円という価格を記録しています。

その後は価格が降下し始めて2018年4月には752,293円になっており、約3分の1まで下落しています。

このような価格変動はビットコインに限らず、全ての仮想通貨に共通しています。

仮想通貨の価格変動に対する危険性の回避策

仮想通貨の価格変動が大きい点に関しては、ある意味避けて通れないものだと考えた方が良いでしょう。

仮想通貨に限らず、株式も企業の業績に大きな変化が生じた場合には暴騰や暴落が生じるものです。

ポイント

価格変動があまりにも激しいと金銭感覚がおかしくなる可能性もあるので、一喜一憂しないで冷静に対処することも大切です。

また、一種類の仮想通貨だけに集中するのではなく、複数の仮想通貨に投資することをおすすめします。

仮想通貨の危険性③・送金ミスの可能性

仮想通貨を複数の取引所に分散して保管するようになると、送金手続きを行なう機会が多くなります。

ここで注意しなければいけないのが送金ミスで、間違ったアドレスに送金手続きをすると全く関係のない第三者のアドレスに送金されて自分が所有していたコインが失われるかもしれません。

銀行の場合はきちんと管理体制が整っているため、違う口座に振込した場合もすぐに間違いに気づけば取り消しできますが、仮想通貨は管理者がいないため簡単に取り消しできません

送金ミスの対処法は、間違って送金したアドレスが存在していなかった場合と、存在していた場合で異なるので注意が必要です。

アドレスが存在していないため送金されていなかった場合は、送金元の取引所に問い合わせして対応してもらいましょう。

アドレスが存在しており送金も完了していた場合は、送金先の取引所に問い合わせをしてきちんと対応してもらえれば取り戻せる可能性もあります。

仮想通貨の送金ミスに対する危険性の回避策

送金ミスを防ぐためには、アドレスを絶対に間違えないのが大前提になります。

アドレスはかなり長い英数字の羅列なので、手打ちで打ち込みすると間違える可能性が高いです。

ポイント

必ずコピペをするかQRコードを表示させて読み取りするようにしましょう。

仮想通貨の危険性④・国の規制強化

仮想通貨は法定通貨とは異なり、世界的にみると国による法規制がしっかり整っているとはいえない状況です。

日本の場合は改正資金決済法が成立したことで仮想通貨取引所に関する規定が明確になり、登録制が開始されています。

一定の規制があるものの、仮想通貨の取引量は多くて今後も正式な決済方法の一つとして浸透していくと考えられます。

しかし、国によっては法規制を強化する動きが加速しており、例えば中国では仮想通貨取引やICOに関連する全てのウエブサイトが取り除かれるようになっています。

仮想通貨の国の規制強化に対する危険性の回避策

仮想通貨は様々なプラットフォームが存在しており決済手段以外にも活用法はありますが、投機対象として判断されることが多いため国の規制を強化すべきとの意見が多いのも事実です。

何らかの犯罪行為に使用されるリスクも考えられるため、仮想通貨への規制は世界各国で進められる可能性もあります。

ポイント

国の規制が強化されるのに伴い仮想通貨相場が暴落することも考えられるため、常に仮想通貨への規制動向に注視して情報収集しておくことをおすすめします。

仮想通貨の危険性⑤・詐欺被害に遭う可能性

仮想通貨は怪しいというイメージを持つ人が多いのは、仮想通貨を巡る詐欺事件が過去に何度か発生していることも一因になっています。

公的な資金調達方法・ICOを悪用し、新たな仮想通貨の開発を謳って大量のお金を集めて持ち去ってしまうという事件が数多く発生しています。

2018年4月にもピンコインとアイファンという仮想通貨を巡り、約3万人から6億ドル以上(日本円で約700億円以上)ものお金を集めておきながら現金の払い出しを行わず詐欺事件へと発展する可能性が指摘されています。

仮想通貨の詐欺被害に対する危険性の回避策

SNSなどで「仮想通貨でこんなに儲かった」「今仮想通貨を買わなきゃ損!」などの意見を目にして、仮想通貨のことをよく知らない人も参入する例が増えています。

あまり知識を持っていない人をターゲットにした詐欺事件が過去に何例も発生していることから、特に初心者の方はしっかり情報収集をしてから参入することをおすすめします。

また、新しい仮想通貨への投資を検討している場合は、「価値が補償されます!絶対に値上がりします!今がチャンス!」などの甘い謳い文句の仮想通貨には絶対に手を出さないでください。

確実に儲かることを強調するような仮想通貨は、詐欺コインの可能性がかなり高いからです。

基本的には日本の仮想通貨取引所で金融庁から認可を受けた登録事業者が扱っている仮想通貨であれば安心して取引できると考えても良いです。

ポイント

日本の仮想通貨取引所では扱っていない仮想通貨をどうしても取引したいという場合は、儲けだけを優先させるのではなくプロジェクトの内容をよく見極めたうえで冷静になって検討することをおすすめします。

仮想通貨の危険性を回避する方法まとめ

今回紹介した仮想通貨のデメリットだけを見ると、「やっぱり仮想通貨なんて危ないモノに手を出すべきではない」と感じたかもしれません。

しかし、仮想通貨そのものは決して怪しくて危ないモノではなく、正しい知識を持たずに正しい活用法を見出だせていない状態で取引するのが危険なことなのです。

これは仮想通貨に限らず株式やFXなどの投資商品でも全く同じことです。

きちんとデメリットを理解したうえで、リスクを最小限に抑える対策を行っていれば決して怪しくて危ないものではないことがわかるでしょう。

これから仮想通貨の取引を検討しているという初心者はもちろん、何度も取引を重ねている中級者やベテランも常に情報収集を欠かさないようにして、安全な取引ができるように心がけることをおすすめします。