リップル(Ripple)とは?初心者でも分かりやすく徹底解説!

仮想通貨の中でも人気の高いリップル。

そのリップルの基本的な情報について、初心者でも分かるようにできるだけやさしく解説していきます

難しい用語もひとつひとつ噛み砕きながらお話しを進めていきます。

今後、リップルについての理解を深めていくための第一歩として、是非読んでみてください。

1.リップルとは

1−1.リップルという用語について

まずはリップルという用語について、簡単にご説明します。

一般的に使われるリップルという用語は、広い意味では

  • 資金を移動するためのシステム
  • XRP
  • Ripple inc.

このどれかを指すときに使われます。

ちなみにXRPとは『資金を移動するためのシステムの中で使われる、独自通貨の名称』、Ripple inc.とは『資金を移動するためのシステムの、開発や管理を行っている会社の名称』です。

そして最も一般的に使われていて重要な意味である、『資金を移動するためのシステム』としてのリップルについて、これから詳しく説明していきます。

※以後この記事の中では、リップルという用語は『資金を移動するためのシステム』を指す用語として使います。

ポイント
リップルという用語は、システム・独自通貨・会社のどれかを指すときに使われる

1−2.インターネット上で効率的に使うことができる銀行のようなシステム

まず資金を移動するためのシステムとは、インターネット上で効率的に使うことができる銀行のようなシステムということです。

なので例えば、ビットコインのように一般的なお金のような役割を持つ仮想通貨とは、基本的な用途が異なります。

ちなみに前項で書いたXRPという独自通貨は、資金を移動するためのシステムの中で主に使われる独自通貨なので、現時点でXRP自体は一般的なお金のような用途ではあまり使われていません

それでは、リップルにはどのような特徴があるのか、詳しく掘り下げていきましょう。

ポイント
リップルはインターネット上で効率的に使うことができる銀行のようなシステムで、お金のような役割を持つ仮想通貨とは基本的な用途が異なる

2.リップルの特徴

2−1.リップルにできること

まず、銀行のようなシステムとはどういうことかとお話しをする前に、銀行のひとつの役割について確認しましょう。

まず銀行にお金を預けます。そしてそのお金を銀行からどこかへ送金します。

これは誰でも行ったことがありますね。

ざっくり言うと、この流れを行うシステムがリップルです。

要はリップルは、貸し借りの付け替えと精算を行うシステムということになります。

ポイント
リップルは貸し借りの付け替えと精算を行うことができるシステム

2−2.銀行との違い

2−2−1.国際送金をする際の違い

それでは、銀行とはどのような違いがあるのかをご説明します。

まず銀行と比べてリップルは、国際送金をする際の送金速度が早く手数料が安い、という特徴があります。

銀行の場合は、国内の銀行から国外の銀行へ送金する際に、別の銀行を中継する必要があります。

そのため、余分な時間と手数料がかかってしまいます。

しかしリップルの場合は、インターネットを使って国内の銀行と国外の銀行を繋いで早く安く国際送金をすることができるのです。

ポイント
リップルは国際送金の速度が早く手数料が安い

2−2−2.異なる規格へ資金の移動を行うことが可能

そして、銀行には行えなくてリップルには行えることがあります。

それは例えば、ビットコインから銀行へ、ペイパルからビットコインへ、モバイル決済からビットコインへ、などなど、異なる規格への資金の移動も早く安く行うことが可能なのです。

それでは、リップルはどのような技術によってできているのか、詳しくご説明していきます。

ポイント
リップルは異なる規格への資金の移動も早く安く行える

2−3.リップルの3つの技術

2−3−1.ILP(インターレジャープロトコル)

まず前項で、リップルは異なる規格への資金の移動も早く安く行うことが可能、とお話ししました。

この異なる規格を標準化する技術を、ILP(インターレジャープロトコル)といいます。

リップル社は、インターネットを使って様々な価値を早く安く移動させるという、『価値のインターネット』の実現を目指していると公言しています。

その実現のためにILPはとても重要な役割を果たしています

2−3−2.IOU

そして、資金を預けたときに発行される借用証書をIOUといいます。

リップルを使ってこのIOUを移動させることで、資金の移動を行います。

ちなみに資金の預かりとIOUの発行は、ゲートウェイという取引所が行います。

2−3−3.XRP Ledger

そして、取引を行ったデータを管理する台帳をXRP Ledgerといいます。

これは、分散型台帳と呼ばれています。

ちなみに、ビットコインなどで使われているブロックチェーンという技術も分散型台帳のひとつなのですが、XRP Ledgerはブロックチェーンとは異なる技術なので、広い意味で分散型台帳と呼ばれています。

ビットコインは、コンピューターによる計算で取引の承認を行っているため、計算に時間がかかってしまいます。しかしリップルは、承認者による投票で承認が行われているため迅速な承認を行うことができます

以前は、リップル社(Ripple inc.)が選んだ承認者が投票を行っていました。しかし、リップル社が中心となって管理をすると、非中央集権的ではなくなってしまうという懸念がありました

そこで現在は、様々な地域・文化・立場の承認者を入れたり、第三者によって認められた承認者を入れてリップル社が選んだ承認者を減らす、ということを行って、中央集権化を防いで分散するよう対策をしています

それでは次にリップルネットに接続するために必要な、リップルが提供している4つの製品についてご説明します。

2−4.リップルの4つの製品

2−4−1.RippleNet

まず、リップルを使って資金の移動をする際に金融機関や送金業者が利用する製品であるRippleNet。

これは、ILPをベースとした壮大な決済ネットワークです。

世界で数多くの企業や団体がRippleNetに参加しています。

ちなみに法人が利用するものなので、個人が利用するものではありません

そしてこれからご説明する3つの製品は、RippleNetに接続するために必要な製品となります。

2−4−2.xCurrent

まず、銀行向けの製品であるxCurrent。

これを利用することで、銀行同士の資金移動の進捗状況をすべて可視化できるようになります。

銀行同士のメッセージ機能があり、取引前の送金内容の確認や取引後の着金内容の確認をすることが可能です。

2−4−3.xRapid

次に、送金業者向けの製品であるxRapid。

これを利用することで、新興市場(発展途上国)への送金を迅速に行ってコストを削減することができるようになります。

リップルの製品の中でXRP(独自通貨)を利用するのはこのxRapidのみで、XRPを利用することが早く安く資金の移動を行う鍵となります。

なので例えば、xCurrentとxRapidを使ってRippleNetに接続して早く安く資金の移動を行う、というような用途になります。

ちなみに資金を移動する際に、元の資金をXRPに変換して送金し、XRPを希望の規格に変換して着金する、という流れをxRapidが行います。また、送金の際の手数料はXRPで支払うことになります。

2−4−4.xVia

そして、一般企業向けの製品であるxVia。

これを利用することで、一般企業(事業会社や金融機関)が銀行や送金業者を通して資金の移動を行うことができるようになります。

ちなみにxViaはxCurrentに接続するための製品で、これを利用することで一般企業が簡単にRippleNetに参加することができます。

なので例えば、一般企業がxViaとxCurrentとxRapidを使ってRippleNetに接続して早く安く資金の移動を行う、というような用途になります。

ちなみに、これらの4つの製品を販売した利益とXRPを販売した利益が、リップル社の収入源となっています。

ポイント
リップルは3つの技術と4つの製品を中心に、早くて安い資金の移動を行うことを可能にしている

3.リップルの将来性

3−1.リップルに賛同している企業が多い

長期的に見てリップルの将来性は高いと思います。

理由は3つあります。

まず1つめは、リップルに賛同している企業が多いからです。

現時点ですでに世界でこれらの銀行や企業がリップルと提携しています。

日本だけで言えば、3大メガバンクの三井住友銀行・みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行を始めとした、全61社が提携しています。

そして世界では、6つの中央銀行が提携しています。

またGoogleを始めとした、複数の大企業からの出資も受けています

このように、どのような企業が何社賛同しているかを考え、将来性は高いのではないかと思いました。

3−2.懸念点への対処が行われている

そして2つめは、懸念点への対処が行われているからです。

リップルの大きな懸念点としては、XRP Ledgerの承認の中央集権化があげられると思います。

しかし先程書いたように、その懸念点について中央集権化を防いで分散するよう、すでに対策を行っています

はたしてその対策で実際に非中央集権化できるのか疑問はあります。結局リップル社が主導になっているため中央集権的なのではないか、という思いもあります。

しかし実際に対策を行っていることは確かですし、その対策で実際に非中央集権化できるのかを調べることは私たちには困難だと思います。

また、XRPの価格の変動が一定の価格を維持していることから、リップル社が価格を操作しているのではないか、という意見もあります。

たしかに他の仮想通貨とは価格の動きが違います。

しかし、リップルが公式サイトでそのようなことを行っていないと発表していましたし、そのようなことが行われているか調べることは私たちには困難だと思います。

なので、懸念点への対処が行われていることを中心に考え、将来性は高いのではないかと思いました。

3−3.他の仮想通貨とは用途が違う

そして3つめは、リップルが他の仮想通貨とは違う、資金を移動するためのシステムだからです。

例えばビットコインのようなお金のような役割を持つものだと、一般的にたくさんの人に利用されるようになるまでに時間がかかると思います。

しかしリップルの場合は既存の資金の橋渡しの役割なので、ビットコインなどが一般的に利用されるようになる前に、まずはリップルのようなシステムが利用されるようになるのではないかと思います。

そしてリップルが利用されるようになることで、一般的な仮想通貨全体への理解が徐々に深まっていくのではないかと思います。

ポイント
リップルは、賛同している企業が多い、懸念点への対策が行われている、他の仮想通貨とは用途が違う、という点から将来性が高い

4.まとめ

以上がリップルについての基本的な説明となります。

最後に、リップルについてのポイントを簡単にまとめると、このようになります。

ポイント
  • インターネット上で効率的に使うことができる銀行のようなシステム
  • 国際送金の速度が早く手数料が安い
  • 異なる規格への資金の移動も早く安く行える
  • 賛同している企業が多い、懸念点への対策が行われている、他の仮想通貨とは用途が違う、という点から将来性が高い

これから先、有名な企業がリップル社の製品を採用した際に、リップルが一般的に注目を浴びて、XRPの価格が上昇する可能性があります。

今後の動向から目が離せません。